井浦新のアメリカ映画初主演作が大阪で上映、香港の男性グループ・MIRROR出演作も

3月1日から10日に開催される第19回大阪アジアン映画祭のクロージング作品が、井浦新のアメリカ映画初主演作「東京カウボーイ」に決定。スペシャルオープニング作品には、香港で春節に合わせてまもなく公開される新作映画「盗月者」が選ばれた。

「東京カウボーイ」は、米モンタナ州の牧場で和牛を飼育すべく東京からやって来たブランドマネージャー・ヒデキを主人公としたヒューマンドラマ。現地でトラブル続きのヒデキが、文化の違いを超えて土地や仕事を理解し、雄大な自然の中で“真のカウボーイ”に成長していく姿がコミカルに描かれる。主人公ヒデキを井浦が演じ、ヒデキの上司で恋人ケイコに藤谷文子、ヒデキと現地入りする神戸牛作りの名人ワダに國村隼が扮した。ロビン・ワイガート、ゴヤ・ロブレスも共演。本作で長編監督デビューを果たしたマーク・マリオットは、山田洋次の弟子入りを志願し、山田組の海外現場を手伝った経歴の持ち主だ。同作は今回が海外初上映となる。

日本初上映の「盗月者」では、2010年に起きた香港の窃盗団による東京の時計店襲撃事件を題材に、史実を織り交ぜた犯罪ドラマが展開。東京と香港でロケが行われた。窃盗団のメンバー役で香港のボーイズグループ・MIRRORのメンバーであるアンソン・ロー（盧瀚霆）とイーダン・ルイ（呂爵安）、そしてルイス・チョン（張繼聰）、バイ・ジー（白只）が参加。悪徳時計ディーラー役でMIRRORのギョン・トウ（姜濤）が特別出演している。「暗色天堂」のユエン・キムワイ（袁剣偉）が監督を務めた。

「盗月者」は3月5日、「東京カウボーイ」は3月10日に映画祭のメイン会場である大阪・ABCホールで上映。「盗月者」の上映前には、映画祭全体のオープニングセレモニーも開催される。

チケットなどの詳細は映画祭の公式サイトで確認を。

第19回大阪アジアン映画祭

2024年3月1日（金）～10日（日）大阪府 ABCホール、シネ・リーブル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館

スペシャルオープニング作品

「盗月者」※日本初上映

クロージング作品

「東京カウボーイ」※海外初上映

コンペティション部門

「ブラックバード、ブラックバード、ブラックベリー」※日本初上映
「シティ・オブ・ウインド」※日本初上映
「水に燃える火」※アジア初上映
「ハイフン」※日本初上映
「作詞家志望」※日本初上映
「においが眠るまで」※世界初上映
「行方不明」※日本初上映
「親友かよ」※日本初上映
「サリー」※日本初上映
「スノードロップ」※世界初上映
「Solids by the Seashore（英題）」※日本初上映
「トラブル・ガール」※日本初上映
「未来の魂」※世界初上映
「水深ゼロメートルから」※世界初上映

特別注視部門

「ジャカルタ13爆弾」※日本初上映
「同行」※海外初上映
「姉妹の味」※海外初上映
「第4の男」※海外初上映
「ジョンオク」※海外初上映
「楽園島」※日本初上映
「シャングリラに逗留」※日本初上映
「テネメント」※アジア初上映

インディ・フォーラム部門

「ALL THE SONGS WE NEVER SANG」※アジア初上映
「Before Anyone Else」※海外初上映
「ブルーイマジン」※アジア初上映
「走れない人の走り方」
「愛の茶番」※アジア初上映
「オン・ア・ボート」※世界初上映
「カオルの葬式」
「りりかの星」※日本初上映
「スミコ22」※世界初上映
「すとん」※世界初上映
「うぉっしゅ」※世界初上映
「胴鳴り」※世界初上映

特集企画（タイ）

「ブレイズド・アウェイ」※海外初上映
「フンパヨン 呪物に隠れた闇」※日本初上映
「さよならの言い方」※海外初上映
「葬儀屋」※日本初上映
「仮想」※海外初上映
「ティーヨッド 死の囁き」※日本初上映

特集企画（台湾）

「BIG」※海外初上映
「馬語」※海外初上映
「春行」※日本初上映
「ちょっとだけ逃げてもいい？」※海外初上映
「1905年の冬 ＜デジタルリマスター版＞」※日本初上映

特集企画（香港）

「全世界どこでも電話」※日本初上映
「雲と人生」
「烈火青春 ＜4Kレストア版ディレクターズカット＞」
「潜入捜査官の隠遁生活」※世界初上映
「スウィート・ライム」※アジア初上映

特別招待作品部門

「あまろっく」※世界初上映
「カミノフデ（仮題）」※世界初上映

神戸女学院大学協賛特別上映

「リキシャ・ガール」※日本初上映

特別上映＜大阪万博と勅使河原宏＞

「1日240時間」

芳泉協賛企画（映像研究助成）

「彼方の家族」※世界初上映
「女子と男子」※世界初上映
「ハーフタイム」
「Perfect・Nervous」

芳泉協賛企画（映像研究表彰）

「アスク・フォー・ザ・ムーン」
「花心 ファーシン」
「ふれる」