観る者誰もが無関係でいられない…濱口竜介監督作「悪は存在しない」のポスター到着

濱口竜介が監督した映画「悪は存在しない」のポスタービジュアルが到着した。

第80回ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞（審査員大賞）を受賞した「悪は存在しない」は、長野県に位置する町で、自然のサイクルに合わせてつつましく暮らす巧と娘の花を軸にした物語だ。ある日、巧の家の近くで都会に住む人々に快適な「自然への逃避」を提供するグランピング場の建設計画が浮上。しかし、このプロジェクトが町の水源に悪影響を及ぼすことが明らかになり、その余波は父娘の生活にも及び始める。主演を務めた大美賀均のほか、西川玲、小坂竜士、渋谷采郁らがキャストに名を連ねた。

今回のポスターには、イタリア版ビジュアルのイラストを使用。巧と花が描かれており、「これは、君の話になる──」「観る者誰もが無関係でいられない、心を揺さぶる物語」という文字が添えられた。

「悪は存在しない」は、4月26日に東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シモキタ - エキマエ - シネマ「K2」ほか全国で公開される。