ママのもとに帰りたい…制御不能な子供を描くドイツ映画「システム・クラッシャー」公開

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2019年にドイツで公開された映画「Systemsprenger」が、「システム・クラッシャー」の邦題で4月27日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で劇場公開される。このたびティザーポスターと特報映像が到着した。

「システム・クラッシャー」ティザーポスタービジュアル

「システム・クラッシャー」ティザーポスタービジュアル

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あまりに乱暴なため行く先々で問題を起こしてしまう制御不能な子供“システムクラッシャー”を題材にした本作。主人公である9歳の少女ベニーは、幼少期に父親から受けたトラウマによって暴れん坊と化し、里親・グループホーム・特別支援学校といった施設を転々とするが何度も追い出されていた。「ママのもとに帰りたい」というベニーのたった1つの願いに対し、母は娘への愛情を持ちながらもどのように接していいのか見当が付かず、施設へと押し付け続ける。そんな中ベニーは、非暴力トレーナーのミヒャにより、森深くの山小屋で3週間の隔離療法を受けることになる。

Netflix映画「消えない罪」を手がけたノラ・フィングシャイトの初長編監督作品である本作は、第69回べルリン国際映画祭で銀熊賞とベルリナー・モルゲンポスト紙読者審査員賞を受賞。2020年のドイツ映画賞では、主演のヘレナ・ツェンゲルが歴代最年少の女優賞に輝いたほか、作品賞、監督賞、脚本賞を含む8部門を獲得した。そのほかミヒャ役で「西部戦線異状なし」のアルブレヒト・シュッヘ、ベニーを担当するソーシャルワーカー役でガブリエラ・マリア・シュマイデが出演している。

YouTubeで解禁された特報には、ベニーが施設の壁を剥がす様子や、森の中で彼女がミヒャに「今までで一番の休みよ!」と伝えるシーンなどが映し出された。

映画「システム・クラッシャー」特報

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(c) 2019 kineo Filmproduktion Peter Hartwig, Weydemann Bros. GmbH, Oma Inge Film UG (haftungsbeschränkt), ZDF

読者の反応

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𝕪𝕫𝕨 @Go_Go_yzw

最初から最後まで笑かされて泣かされ続けるすごい映画が4月に公開します…安っぽい感想で申し訳ないけどわたしはこれ誰かと観れないな…感想も話せない…なぜなら口にした瞬間に思い出して泣いちゃうから…まともに直視できないのよ😭😭😭😭😭 https://t.co/Vjq4YSbO2y

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