「カイジ」の
1998年にヤングマガジンアッパーズで連載された原作は、大学山岳部OBの男2人が登山中に遭難するところから始まる物語。事故によって死を覚悟した石倉は、長年背負ってきた十字架を降ろすため、自分が過去に犯した殺人を浅井に告白してしまう。しかし、その直後、眼前に山小屋が出現し、2人は九死に一生を得る。死を覚悟した親友の最期の告白を聞いてしまった男と、殺人を打ち明けてしまった男。2人が山小屋で過ごす気まずい一夜を、圧倒的なスリルで描いた。
映画では、告白を聞いてしまった浅井啓介を生田が演じる。原作の石倉に当たる人物で、韓国から来た留学生ジヨンに扮するのは「息もできない」「あゝ、荒野」のヤン・イクチュン。大学生の頃に登山で行方不明となり事故死とされた同級生・西田さゆりの17回忌の慰霊登山で、猛吹雪により浅井とジヨンは遭難する。死を覚悟したジヨンは、実は16年前に自分がさゆりを殺害したと告白。しかし眼前に山小屋が現れ、2人は明け方まで救助隊を待つことに。気まずい異様な空気が流れる中、やがてジヨンの行動は常軌を逸し始め、狂気をはらんでいく。
監督を務めたのは、「天然コケッコー」「ハード・コア」「カラオケ行こ!」といったマンガ原作の実写映画も多数手がけてきた
生田は「ここまで閉鎖的な空間で、出演者はほぼ二人と言っていいくらいのミニマムな世界観の中で、展開すること。そして何よりもヤン・イクチュンさんとお芝居ができるのが楽しみでした」と述懐。ヤン・イクチュンは「私はジヨンが浅井のようで、浅井がジヨンのようだと感じます。人間は時に弱くて怖がりです。その醜い感情をどのように表現するかを悩みました」と撮影を振り返っている。YouTubeでは特報も公開中だ。
映画「告白 コンフェッション」特報映像
生田斗真 コメント
オファーを受けて
ここまで閉鎖的な空間で、出演者はほぼ二人と言っていいくらいのミニマムな世界観の中で、展開すること。そして何よりもヤン・イクチュンさんとお芝居ができるのが楽しみでした。
役柄について
この映画は冒頭、ある男とある男が遭難して山小屋に逃げ込んで、そこからお互いの関係性や、二人に何が起きたのかなどが明らかになっていきます。前情報としてお伝えできることが多くはないですが、ヤン・イクチュンさんの怖い顔と、それに怯える私が演じる浅井というのが、ハラハラドキドキして楽しんでもらえる大きな要素の一つになっていると思います。
観客へのメッセージ
本当にドキドキする、最高にスリリングな作品になっていると予想されます。この映画は、始まりと終わりでガラリと世界観が変わるような作品だと思いますので、是非、公開を楽しみにしてほしいと思っています。
ヤン・イクチュン コメント
オファーを受けて
初めてオファーを受けたのが、4年前でした。ですので、とにかく頑張ろうという気持ちでした。4年の歳月を経て、シナリオも変わっていきました。完成したこの映画が、4年間の努力の結晶として素晴らしい出来栄えになれば良いと思っています。
役柄について
人間は誰でもミスや失敗をするもので、大きな失敗をした時に、一人の人間として、その状況でどのように自分の感情を隠し、その感情から抜け出すか、もがくものです。私はジヨンが浅井のようで、浅井がジヨンのようだと感じます。人間は時に弱くて怖がりです。その醜い感情をどのように表現するかを悩みました。
観客へのメッセージ
最近は家で映画やドラマをよく見ますよね。もちろん、そういった作品もとても面白くて素晴らしいのですが、劇場で観る映画的な快感は失われているように思います。この作品が、劇場ならではの快感を味わえる映画になって欲しいなと思います。観客の皆さんに、そんな気分を味わって頂けると嬉しいです。
山下敦弘 コメント
2018年に企画を立ち上げましたが、難航するシナリオ作業、さらにコロナ禍での2度の撮影延期という憂き目を経て、ようやく映画化することが出来ました。
途中、何度も心が折れそうになりましたが、どうにか形にしたいという監督としての意地と、プロデューサーたちの粘りの結晶が映画「告白 コンフェッション」です。
絶対に劇場で観てください。
SYO @SyoCinema
濃い…!
生田斗真とヤン・イクチュンがW主演、福本伸行×かわぐちかいじの「告白」実写映画化
https://t.co/7qOZCZAs2b https://t.co/jFk7x1gTNZ