第46回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した「
本作は19世紀半ばのニュージーランドを舞台に、入植者に嫁ぐためスコットランドから渡ってきた女性エイダを主人公にした物語。“6歳で話すことをやめた”彼女にとって、自分の感情を表現できるピアノは大切なものだった。しかし、夫になるスチュアートはピアノを浜辺に置き去りにし、先住民との通訳を務めるベインズの土地と交換してしまう。エイダに惹かれたベインズは「ピアノ1回のレッスンにつき鍵盤を1つ返す」と提案。仕方なく承諾したエイダだったが、レッスンを重ねるうちに思わぬ感情を抱き始める。
監督を務めたのは本作で女性の監督として初めてパルムドールを受賞し、のちに「パワー・オブ・ザ・ドッグ」でアカデミー賞の監督賞に輝いた
このたび文筆家・映像作家・俳優の
YouTubeでは「
服部隆之(作曲家)コメント
主人公エイダの心情と全体的にモノトーンな世界観に寄り添うマイケル・ナイマンの音楽。
とりわけ映画そのものを雄弁に語るピアノによる主題曲は、四半世紀以上経った今も色褪せない。
中川晃教(シンガーソングライター)コメント
1人の女性とピアノの競演=デュエット
マイケル・ナイマンのThe Heart Asks Pleasure First (楽しみを希う心)の旋律から
眼前に1人の女性の住む“世界の最果て”が映る
彼女が奏でつづける沈黙という音楽 その深層より潮の満ち引きに争い渦巻いた情熱は 黒鍵を弾く指と鍵盤を決して離さない 一度見たらその音楽が耳から離れない
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今は一体、何年だ!?
未来の興行史家(そんな人いるのか)を混乱させる、旧作のリバイバル・ラッシュ。下手な新作よりも確実に人を呼べるという側面も。 https://t.co/XauoFkei3x