赤狩り時代のフィルムノワールを多数上映、脚本家トランボらの裁判を追った作品も

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特集上映「Film Gris 赤狩り時代のフィルム・ノワール」が、2023年12月23日から2024年1月26日にかけて東京・シネマヴェーラ渋谷で行われる。

「ハリウッド・テン」場面写真

「ハリウッド・テン」場面写真

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フランス語で“灰色の映画”を意味する「Film gris(フィルム・グリ)」とは、実験映画監督トム・アンダーセンが提唱した定義。1947年から1951年に撮られた、アメリカ社会に対する左翼的な批判を特徴とするフィルムノワールの分派を指す。冷戦や赤狩りを背景に、個人よりも社会的問題に焦点を当てた作品群だ。

「不審者」場面写真

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本特集では、赤狩りで追放された脚本家ダルトン・トランボらの功績と裁判を収めた短編ドキュメンタリー「ハリウッド・テン」を上映。トランボがノンクレジットで脚本を手がけた「不審者」や、同じくハリウッド・テンのメンバーであったエドワード・ドミトリクの作品なども取り上げる。

「緑色の髪の少年」場面写真

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またマーティン・スコセッシが影響を受けたと公言しているエイブラハム・ポロンスキー監督作「悪の力」、戦争で親を亡くした“刻印”として髪が緑色になった少年を描くジョセフ・ロージー監督作「緑色の髪の少年」、第22回アカデミー賞で3部門を制したロバート・ロッセン監督作「オール・ザ・キングスメン」などがラインナップされている。

Film Gris 赤狩り時代のフィルム・ノワール

2023年12月23日(土)~2024年1月26日(金)東京都 シネマヴェーラ渋谷
<上映作品>
呪いの血
十字砲火
真昼の暴動
「ボディ・アンド・ソウル」
深夜の歌声
野望の果て
キー・ラーゴ
裸の町(1948年)
「悪の力」
夜の人々
「緑色の髪の少年」
「深夜復讐便」
「ストレンジャーズ6」
テンション
オール・ザ・キングスメン(1949年)
暗黒への転落
街の野獣
破局(1950年)
群狼の街
流砂
「恐喝の報酬」
アンダーワールド・ストーリー
「暴力の街」
拳銃魔
地獄の英雄
「不審者」
その男を逃すな
M(エム)(1951年)
ラケット
拳銃を売る男
大いなる夜」(併映:「ハリウッド・テン」)

※全作品デジタル上映

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河添 誠 KAWAZOE Makoto @kawazoemakoto

「特集上映「Film Gris 赤狩り時代のフィルム・ノワール」が、2023年12月23日から2024年1月26日にかけて東京・シネマヴェーラ渋谷で行われる。」  赤狩り時代のフィルムノワールを多数上映、脚本家トランボらの裁判を追った作品も https://t.co/oOhNIXtABr

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