2022年9月に死去した
ゴダールの監督・脚本を担当し出演した本作は、手書きの文字、絵、写真、映像をコラージュし、音楽やナレーションを加えた20分の短編。彼は亡くなる直前まで、作品に手を加え続けたという。本作の撮影、編集を手がけたファブリス・アラーニョは「ジャン=リュックは紙に付箋を付けて映画のリズムをイメージし、映像と音を指示していたのです。私の目の前に映像が広がるのが見えました。今、この瞬間に存在する映画でした。驚くほどシンプルながら、映像と音が整っていくさまは、とても力強いと感じました。ジャン=リュックはこの映画を見て、“これが私の最高傑作だ”と言いました」と語っている。
製作はフランスのファッションブランド・サンローランが立ち上げた映画会社であるサンローランプロダクション。クリエイティブディレクターのアンソニー・ヴァカレロは「本作を通じて、ジャン=リュック・ゴダールの類を見ない創作の過程のあらましが明らかになる」と述べ、「そして同時に、決して日の目を見ることのない映画について、芸術家が思い浮かべたアイデアや参照元、イメージなどを示す草案でもある」と紹介した。
Jun Fukunaga fka LC @LadyCitizen69
“「本作を通じて、ジャン=リュック・ゴダールの類を見ない創作の過程のあらましが明らかになる」”
ゴダールが「私の最高傑作」と語った最後の作品、2月に公開決定 https://t.co/yiHxYHIMK8