スタジオポノックによる長編アニメーション「
A・F・ハロルドによる児童文学を原作にした本作は、愛を失った少女アマンダと、彼女の想像から生まれた“イマジナリ”の少年ラジャーが現実と想像の世界を駆け巡るファンタジー。オーディションを経て約2年前から作品に参加したラジャー役の寺田は、初日を迎え「この映画に携わることができて、皆さんにお届けすることができて、今日という日を迎えられて、本当にうれしく思います」と挨拶する。
アマンダ役の鈴木は、映画の感想を「試写のときに泣いてしまって。自分が参加していることを忘れるぐらい世界に入り込めました。幸せという気持ちでいっぱいです」と吐露。本作に参加して「自分の想像力との付き合い方が変わった」という安藤は「人の想像力ってものすごい力。素敵なこともあるし、苦しいこともある。この映画が老若男女問わず届いて、より素敵な世界になったらいいなと思います」と笑顔を見せる。イマジナリの町でラジャーが出会う少女エミリ役の仲は「イマジナリ側の代表として衣装にたくさんの色を入れてきまして。たぶん入ってない色ないです」とカラフルなドレスを披露。怪しげな猫ジンザン役の山田は「大切な作品が1つ増えた。多くの人に知ってもらって、みんなの心に残り続けてほしい」と呼びかけた。
アニメーション映画に初出演を果たした寺尾は「声を当てるのは生まれて初めてだったので新人です」と謙遜。参加を決めたきっかけは西村・百瀬との出会いによるところが大きいそうで「この人たちが作るものなら間違いないだろうと、そんな確信を持って引き受けました」と振り返る。尾形は、2回目の鑑賞をお勧めし「私は1回目ではわからなかったところが全部理解できて。感動するわ、鳥肌立つわ、泣くわ。エライことになった。ぜひ2回目を観てください」とコメント。声優陣の言葉に感無量な様子の百瀬は「ラジャーをはじめ登場人物1人ひとりを好きになってもらいたい。2時間堪能していただけたなら、僕は最高の気分です」と語った。
舞台挨拶では大ヒットを祈願して鏡割りを実施。寺田と鈴木が20歳未満のため、中身は酒ではなく水に。「せーの、ラジャー!」の掛け声で一斉に木槌を振り下ろした。
最後に寺田は「家族の愛、ひたむきに支え合う友情、自分の生きる道や夢に向き合う大切さ、自分を信じる心、あきらめない気持ち。これは、この映画が教えてくれるほんの一部のこと。この映画からは、きっと大切な何かを受け取っていただけると思います」と挨拶。さらに「皆さんにもかつてイマジナリがいたり、大切な親友がいたり、何か大事なものがあったり。きっと、そこから教えられたことがあると思います。その気持ちを忘れないでください。忘れたら、この映画を観て思い出してください」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
malia @rubymoon1224
大切な何かを忘れたら…「屋根裏のラジャー」寺田心が「この映画で思い出して」(写真17枚) https://t.co/H2f7ircqem