北村匠海が「幽☆遊☆白書」決戦前夜祭で世界へ霊丸放つ、冨樫義博の訪問には一番緊張

Netflixシリーズ「幽☆遊☆白書」の“決戦前夜祭・全世界最速上映会イベント”が本日12月13日に東京・有明アリーナで行われ、浦飯幽助役の北村匠海、蔵馬役の志尊淳、飛影役の本郷奏多、桑原和真役の上杉柊平、戸愚呂兄役の滝藤賢一、戸愚呂弟役の綾野剛らが出席した。

冨樫義博の同名マンガを月川翔が実写化した本作では、事故で死亡し霊体となった浦飯幽助が、人間界・魔界・霊界を股にかけ、降りかかる困難に立ち向かうさまが描かれる。北村は観客を前にし「制作に5年かかっています。やっとの思いでここに立てました。楽しんでください！」と笑みをこぼし、志尊は「やれることはやったと思っています！」と胸を張る。本郷は「スタッフ、キャスト一同で魂を削って作りました」と、上杉は「最高に幸せな気持ちです！」とファンに語りかけた。

本作の感想を問われた北村が「自分がどれだけ時間をかけて作ったとかどうでもよくて、ただ完成したものを観て、監督に『とんでもないものができましたね！』って言いたくなりました」と声を弾ませると、志尊は「エンドロールに自分の名前があって、自分のことを誇れるような作品に出会えたと思いました」と続く。本郷は「『霊丸（レイガン）ここできたー！』とか大騒ぎしながら観ました」と興奮を伝え、上杉は「エンタメに時間を費やすことは無駄じゃない。時間を使って観ていただきたいって、胸を張って言える作品です」と自信を見せた。雪村螢子役の白石聖も「アクションシーンが圧巻！ 夢中になりながら一気に5話まで観ました！」と笑顔に。キャストの愛情たっぷりな言葉を横で聞いていた月川は「この作品のお話をいただいたときには、あまりにも不可能な挑戦だと思いました。でもだからこそ挑戦する価値があると思った。今、すべてが誇らしい気持ちです」と晴れやかに語った。

イベント中にはキャストが撮影を振り返る場面も。北村は「現場で出るごはんがおいしかったです。さすがNetflix様だなと。相当大事なんですよ！ ごはんって！」と熱弁し、妖怪・鴉役の清水尋也は「マスクをずっと付けている役で。強く固定しているので取れないんです。だから人一番、ごはんを楽しみにしていました」と笑う。

ぼたん役の古川琴音が、コエンマ役の町田啓太との撮影を思い返し「大きくなって、こんなにおしゃぶりが似合う人いるんだ！と思いました」と驚くと、会場からは笑いが。町田は「実はコエンマルームのシーンは全部撮り直しているんです。よりよいものにするため、そんな決断ができることにびっくりしました」と話し、「撮影中には原作者の冨樫さんも来られて、こんなぜいたくなことはないなと。好意的な言葉をたくさんかけていただいて、力になりました」と感謝する。北村はうなずきつつ「一番緊張感ありましたね」と振り返った。

芝居とVFXの共存を掲げていたという月川。 綾野は「ちゃんと共存していました。でも瞳だけは、VFXでは表現できない。それをこの作品に教えてもらいました。キャストのまなざしを見ていただけることに、とてもとても感謝しています」としみじみと語る。滝藤は「アクションはたまげると思います！ 一方でキャラクターの葛藤もよく描かれている。そういうところを楽しんでもらえたら」とアピールした。

妖怪氷女・雪菜役の見上愛は幽助、蔵馬、飛影、桑原たちの戦闘シーンに触れ「衣装とかメイクでボロボロに見えるようにしていたと思うんですが、4人が本当に心身ともにボロボロなのが伝わってきて。必死に戦う姿が心に響いたんです。でも雪菜は涙が氷泪石に変わってしまうので、泣けずに、必死に涙をこらえました」と役どころならではの苦労を明かす。オファーがあった際に「本当に私でいいの？」と3回聞いた幻海役の梶芽衣子は「私の人生の中でも宝物になりました。世界中の皆さんに『こんなすごい作品ができました！』と言える。ぜひ観てください！」と言葉に力を込めた。なおイベント終盤では、梶が盛大なネタバレを口にしてしまう一コマも。登壇者が慌てて止めに入り、会場が爆笑に包まれた。

最後に北村は「実写での表現、その100点を追い求めて毎日撮影していました。やっと届けられます！ 皆さんの青春として愛していただければ」と思いを口にし、イベントの幕を引いた。

Netflixシリーズ「幽☆遊☆白書」は明日12月14日に全世界で配信スタート。なおイベント中には北村が世界に向けて霊丸を放ち、会場は盛り上がりを見せていた。

「幽☆遊☆白書」北村匠海が霊丸放つ！決戦前夜祭イベント動画

Netflixオリジナルシリーズ「幽☆遊☆白書」ティザー予告