Netflix映画「REBEL MOON:パート1 炎の子」の日本&アジア合同記者会見が本日12月11日に東京・フォーシーズンズ東京大手町で行われ、監督・脚本・製作・原案を担った
本作は、すべてを支配する銀河の帝国“マザーワールド”への復讐を誓ったアウトロー集団“チーム・レベルズ”の戦いを2部構成で描くSFスペクタクル。ブテラはチーム・レベルズを率いる戦士コラ、ペ・ドゥナは二刀流使いのネメシス、スクラインは冷酷非道な提督・ノーブルを演じた。
ザック・スナイダーによれば、アイデアの発端が生まれたのは本人が11歳だった1977年。「『スター・ウォーズ』を観て、僕にもできるかも?と思った」とユーモアを交えながら当時を振り返り、「映画愛が芽生え、13歳の頃には親に頼んで黒澤明の『蜘蛛巣城』を観に連れていってもらった」と懐かしむ。そして「七人の侍」「エクスカリバー」など影響を受けた作品を挙げていき「最終的にデヴィッド・リンチの『ブルーベルベット』に行き着いた」と続ける。ほかの登壇者たちは、映画愛にあふれるあまり長尺でトークを繰り広げる彼の姿を、微笑みながら見守っていた。
完成した作品について聞かれたブテラは「魔法のように素晴らしかった! 私たちががんばった結果を観ることができてうれしいし、みんなと感想を話せるのも楽しい」とにっこり。ペ・ドゥナは「完成品を観て本当にびっくりしました。CGや背景の描写などが加わって、想像していなかったものになった」と目を丸くし、「自分の格闘シーンは『あれ、こんなことやったっけ?』って思うくらい。ザックがポスプロ(※ポストプロダクション。映像作品の制作過程において、撮影後に行われる作業の総称)で工夫してくれたおかげ」と笑う。
映画作りを“リレー競争のような気分”と評したスクラインは「プリプロ(※プリプロダクション。撮影の前段階に行われる作業の総称)から始まり、我々がバトンを受け取って走り出して……。ザックはすべての区間をペースメーカーとして走っていたけど(笑)」とこれまでの日々を回想する。デボラ・スナイダーは「前例がない作品で、すべてがザックの頭の中にあった。それを映像にするのはとってもチャレンジングでわくわくする体験でした」と声を弾ませた。
その後、登壇者たちから歓迎されながらステージへ上がった池崎は「想像の100倍大きいスケール。ド迫力で感動しました!『2』が楽しみです」と緊張の面持ちで感想を伝える。続いて、彼は「来日記念と、冬を乗り切ってもらうために」と特製の半纏を一同にプレゼント。ザック・スナイダーが「パーフェクト! ストリートギャングみたい」と大喜びすると、池崎は「僕は大ヒットを祈るので、皆さんは寒い冬を越してください」と温かな声を掛けた。
「REBEL MOON:パート1 炎の子」は12月22日、「REBEL MOON:パート2 傷跡を刻む者」は2024年4月19日にNetflixで世界独占配信。
※池崎理人の崎は、立つ崎が正式表記
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