映画「セマンティックエラー・ザ・ムービー」の日本語吹替版に、
韓国のBLドラマ「セマンティックエラー」の劇場版となる本作では、学校一のカリスマで自由奔放なモテ男チャン・ジェヨンと、秀才で変わり者な完璧主義者の大学3年生チュ・サンウが、予期せぬエラーにより惹かれ合うさまを前・後編の2部作で描き出す。
吹替演出は「アナと雪の女王」の松岡裕紀が担当し、榎木がジェヨン、増田がサンウに声を当てる。榎木は「海外でも人気の作品と聞いて、かかわることができて嬉しかったです」と振り返り、実写作品の吹替が初となる増田は「人生において、大切な人と出会い、それによって気持ちが動いていく様子が繊細に描かれている作品」とコメントした。
キム・スジョンが監督を務めた「
榎木淳弥 コメント
海外でも人気の作品と聞いて、かかわることができて嬉しかったです。
普段、僕はサンウのような小柄な役の方が多いのですが、
今回、なぜジェヨンに抜擢されたんだろうと、意外だったことが印象に残っています。
お互いに少し変わったところがあるけれど、
そんな二人がどのように距離を縮めていくのかに注目して観ていただけたらと思います。
増田俊樹 コメント
実写の吹き替えを担当させていただくのは今回が初めてでした。
本作はボーイズラブ作品であり、ものすごく純粋なボーイミーツボーイの作品になっています。
また、さまざまな学生たちが登場する青春群像劇でもあります。
人生において、大切な人と出会い、それによって気持ちが動いていく様子が
繊細に描かれている作品だと思いますので、
そのどこかに興味を持ってくださった方に、観ていただけると嬉しいです。
松岡裕紀 コメント
キャスティングについて
榎木さんと増田さんがまだキャリアの浅かった時からご一緒し、演技力には100%信頼を置いていました。仮に二人の配役が逆であっても作品は成立していたでしょう。しかし今回私が注目したのは、いかにジェヨンがサンウに対する自分の思いを嫌みなく表せるか、またサンウがいかに自分の気持ちに気づき、ジェヨンを不器用に受け入れるのか、ということでした。榎木さんが持つ「嫌みのない説得力」は魅力的でした。サンウの心情変化を見つめた増田さんの「分析力」もさすがでした。このキャスティングが正しかったと改めて確信できました。
演出でこだわったポイント
心がけていたのは、元々の素晴らしいシナリオを日本語版でも壊さないようにすること、そして「セマンティックエラー」の世界観を大切にしながら、登場人物の自然な会話を観客の皆さんにお届けすることでした。台本のいずみさんはオリジナルのニュアンスを大切にしつつ魅力的な言葉を紡いでくれました。想像力をかき立てる台本に、キャストさんたちが十分に答えて、それぞれ魅力的な登場人物を演じてくれたので、私はその様子をスタジオで楽しく見ていました(笑)。
天汐香弓@BL小説とAIイラスト @teshio_k
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おおお