長編アニメーション映画「
スタジオポノックの最新作「屋根裏のラジャー」は、愛を失った少女アマンダと、彼女の想像から生まれた“イマジナリ”の少年ラジャーが現実と想像の世界を駆け巡るさまを描いたファンタジー。寺田がラジャー、鈴木がアマンダに声を当てたほか、イマジナリの町でラジャーが出会う少女エミリ役に仲、ラジャーを付け狙う謎の男ミスター・バンティング役に尾形がキャスティングされた。
この日、映画公開前・邦画史上初となるジャパンシネマオーケストラが開催。栗田博文が指揮を務める神奈川フィルハーモニー管弦楽団による全編フルオーケストラ生演奏、そしてア・グレイト・ビッグ・ワールドのイアン・アクセルが主題歌「Nothing's Impossible」を生歌唱し、場内は感動の渦に包まれた。
観客とともに場内でシネマオーケストラを体感した寺田は「『Nothing's Impossible』の歌詞は、アマンダのお父さんが伝えたいメッセージなんじゃないかと考えさせられました。素晴らしかったです」と述べる。鈴木は「素敵な演奏とともに映画を観ることができて……まだ余韻がすごくて(涙が)あふれてきちゃいますね。アマンダを演じることができてすごく幸せだなあと思いました」と感慨深い様子だった。
仲は「本当に貴重な体験をさせてもらいました。この作品を観るのは2度目でしたが、より世界観に没入することができて号泣しちゃいました。メイク直しに行きたい(笑)」とはにかむ。尾形は「もう鳥肌立ちっぱなし、泣きっぱなしでした」と拍手を送り、百瀬も「シネマオーケストラは憧れでしたので、すごくいい体験になりました」と続ける。栗田は観客に対し「映画っていいですよね。音楽っていいですよね。そして、『屋根裏のラジャー』最高ですよね!」と投げかけ、会場を沸かせた。
透き通るような歌声を披露したアクセルは「夢が叶いました。『Nothing's Impossible』は細部までこだわって作曲しました。あれから数年後、こうして素敵なステージで披露できたことは魔法のよう。本当にうれしいです」と明かす。西村は、制作進行の遅れにより公開延期の判断をした当時を回想しながら「スタッフみんなが『もう無理だ……』と思っていたときに、イアンから『Nothing's Impossible』のAパートが届いた。もう涙出ちゃって。“できるよ”というメッセージに励まされました」と述懐した。
イベントの最後には、アクセルと神奈川フィルハーモニー管弦楽団がア・グレイト・ビッグ・ワールドの楽曲「Say Something」を披露し会場を沸かせた。なお「Nothing's Impossible」に参加しているレイチェル・プラッテンは、不測の事態により来日中止となった。
「屋根裏のラジャー」は、12月15日より全国ロードショー。
映画「屋根裏のラジャー」予告編
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Maho @segeln0902
感動で疲れた本番でした〜🥹
たまに反抗的な娘との関係に悩んでた心を溶かしてくれる素敵な映画でした🫶 https://t.co/QL64iQL3DI