竹財が演じるのは、夜衛管の責任者で、厚生労働省の参事官でもある竹之内唯一(ただひと)。竹之内は1600年ほど国に仕えてきたオキナガで、瀕死の状態で出会った魁に自身の血を分け与え、オキナガにした張本人だ。高橋は、オキナガに対して偏見を持ち、魁を敵視する刑事・唐沢に扮する。
大林は、魁が暮らす私設図書館・按察使(あぜち)文庫の執事・実藤寿一郎(さねとうじゅいちろう)役で出演。なお大林は、ゆうきが原作チームのメンバーである「機動警察パトレイバー」のアニメ版で後藤喜一役を務めた。伊藤は按察使文庫の主で150年ほど生きているオキナガ・按察使薫子(あぜちかおるこ)役。光石はあかりの上司で教育係の久保園幹也を演じる。竹財、高橋、大林、伊藤、光石のコメントは下記に掲載した。
YouTubeで公開された特報映像は、魁とあかりの初対面シーンからスタート。「羊殺しっていったい何なんですか?」というあかりの問いかけに対して「この手でぶっ殺す!」と憎しみの感情を爆発させる魁や、魁が竹之内に血分けされる様子、あかりに「俺、88だから!」と言い放つシーンなどが切り取られている。
連続ドラマW-30「白暮のクロニクル」はWOWOWで放送・配信。脚本に小山正太、山崎太基、田中しおり、監督に中川和博、佐々木豪が名を連ねた。
連続ドラマW-30「白暮のクロニクル」特報映像
※動画は現在非公開です。
竹財輝之助 コメント
ゆうきまさみ先生の作品に出演できると聞き大変光栄でした。
竹之内を演じるとなり嬉しい反面自分にできるのかと葛藤しました。
おそらく1600年近く国に仕えながら生きていた人物なので彼の気持ちを推し量ろうとすると…
しかし! こんな人生経験豊富な役はないと思い楽しみました。
1600年分の様々な感情を込めて演じましたのでぜひ注目していただければと思います。
大林隆介 コメント
ゆうきまさみ先生原作のアニメ化と実写化両作品に出演させて頂けるこの身の幸せ。
しかもゆうき先生原作初めての実写化だとか。
不思議なえにしを感じます。
この歳の今しか表現できない1カットをとスタッフ共演の皆様の溢れんばかりの才能と実力に
恋慕渇仰(れんぼかつごう)し助けられながら…。
どうぞ映像の醍醐味をお楽しみ下さい。
伊藤歩 コメント
不死の存在である<オキナガ>按察使薫子役を演じさせていただきました。
薫子が出てくるシーンは殺人事件を追う緊迫したシーンとは対象的に、
肩の力を抜いてふっと笑える様なシーンが多く、
彼女なりに魁を支える姿が物語のアクセントになっていると思います。
可愛いメイクと素敵な着物をたくさん着させていただいたので、
そこにも注目して観ていただけたら嬉しいです。
高橋努 コメント
長命者(オキナガ)という存在が居る世界のフィクション。
世の中は「歳上を敬う」事を通常にしているが、この物語は長命者を差別的に捉えているところがある。
プロデューサー・監督陣と顔合わせ時に「このフィクションを現代の世の中の色んな差別に置き換えることが出来れば」という話を聞いて、凄まじく腑に落ちた。
この物語は愛の物語であり、愛のクロニクルだと思う。
刑事である唐沢がその一端を担えればと考え、撮影に挑みました。
光石研 コメント
高江洲プロデューサーから声を掛けて頂き、送られてきた台本は
「熱く、濃く、深い」ものでした。そして現場は若く、エネルギッシュで、
精励恪勤(せいれいかっきん)なスタッフ・キャストが待ち受けていました。
1カット1カット、惜しみなくアイデアを出し合い滑走する。
しっかり掴まってないと、振り落とされそうでした(笑)
ホラーでSFでファンタジーで…。いやいや、ジャンルなんて吹っ飛ばし、
とにかく現場の熱量を感じて頂ける作品です!
cinecittà @filmino9
神山智洋主演「白暮のクロニクル」に竹財輝之助、高橋努、大林隆介、伊藤歩、光石研:… https://t.co/Nt681sdeb0