本作は、「横浜地方検察庁」中央支部の検事・西村奏が主人公のサスペンスラブストーリー。奏は検事の父を亡くしたことをきっかけに、母の故郷・長野県に移り住み、地元大学の法学部に進学する。そこで出会った4人の仲間と青春を謳歌するも、ロースクール入試を間近に控えた日、ある事件が起こる。それから12年の月日が流れ35歳になった奏の前に、事件以来消息不明だった同級生が現れ、彼女は再び過去と向き合うことになるのだった。
2022年に第1子の出産を発表し、連続ドラマへの出演は3年ぶりとなる石原が奏を演じる。ドラマ「Dr.コトー診療所」シリーズの吉田紀子がオリジナル脚本を手がけ、映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」の
「Destiny」は毎週火曜の21時からオンエア。
Destiny
テレビ朝日系 2024年4月スタート 毎週火曜 21:00~21:54
石原さとみ コメント
3年ぶりの連ドラに不安と緊張がありました。
ですが、脚本の吉田紀子さんとプロデューサーの中川さんが作成された企画書に驚かされました。
最終回までの流れと共に、主人公・奏をはじめ、全キャラクターの生い立ちから現在に至るまでが細かく書かれていました。
それぞれの人間性が良く分かり、全体感も把握でき、先の展開の内容の濃さに大変驚きました。
現場では、出演者、そしてスタッフの皆さんの熱量とミリ単位のこだわりに嬉しさと勇気を頂きました。
4月放送なのでまだ先ですが、心を踊らせながら共に放送を待ち望んでもらえたら嬉しいです。
吉田紀子 コメント
わりと長いこと脚本を書いていますが、最初にこのドラマの企画を聞いた時には、目の前が真っ白になりました。(本当です)。主役が女性検事。さらに、ラブサスペンスのオリジナル脚本。本格的に法曹界を描くのは初めてでしたし、おそらくその知識は小学生レベル。
数日間悩んだ挙句、ふと一本の古い無声映画を思い出しました。二十代の頃、劇場で観た活動弁士&楽団付きの「滝の白糸」。若き日に恋に落ちた法学部の学生と、旅回り劇団の女優。女優は苦学生の彼を助けるために学費を援助し、彼は無事司法試験に合格する。だがその二人が、数年後に出会った時には…。
この映画が、抜群に面白く、その頃はまだ脚本家にもなっていない私でしたが、家に帰り、そのプロットを、記憶が鮮明なうちにと、必死に書き留めたほどでした。
そんな“運命に翻弄されるような恋人たちの話”を書けないか…。しかもピュアなラブサスペンスを。「滝の白糸」がヒントになり、ドラマの脚本はスタートしました。
試行錯誤、紆余曲折、喧々囂々色々ありながらも「Destiny」は、出来上がりました。
後半は、まさに一心不乱。無我夢中で書き、今となっては、なぜ小学生レベルの法曹界知識の私が、検事物を書き上げられたのか、不思議でたまりません。
それもこれも、常に叱咤激励し一緒に試行錯誤してくれたプロデューサー諸氏の皆さま。そして、手取り足取り(こんな私に呆れもせず)法律のことを教えて下さった監修の先生方のおかげです。ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
人間、いくつになっても進歩はできる。と、ちょっと自分の可能性を知った時間でもありました。
そして、主演は石原さとみさん。彼女の芯の強さと純粋さ、そして類まれなる存在感と目力は、きっとシナリオに命をふきこんでくれることでしょう。
書き上げてしまった今は、一ファンとして、観客として、ドラマを拝見しようと思います。とても楽しみです。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
石原さとみが3年ぶりに連ドラへ!2024年4月期「Destiny」で主演 - 映画ナタリー https://t.co/JsGEsSWwwh
“「Dr.コトー診療所」シリーズの吉田紀子がオリジナル脚本を手がけ、映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」の新城毅彦らが監督を担当”