サイコサスペンス映画「
「写真の女」の
公開されたイラストは、本作の美しさ、恐ろしさ、ユーモアを4人のアーティストがそれぞれの視点で描き出したもの。あむ曇は「私のイラストである『Amnesia』は“記憶喪失”という意味を持ちますが、人間は恐ろしさ故に、記憶を消去する機能を太古から持ち合わせています。しかし、『マイマザーズアイズ』を拝見したことにより、自分の中に呼び覚まされたであろう恐ろしい記憶をAIにより作品にさせて頂きました」と述べた。また大本は「“ミイケを描く”の依頼に身震いした。物語の根幹を成す二組の親子、ミイケはそれを紡ぐ重要な存在だからだ。偏執的なまでの真実への執着ゆえ、彼は壮絶な結末を迎える。そんな彼の運命に、光学レンズに備えられた十字の照準器の『凝視する』イメージが重なり、本作『Reticle』を描いた」と説明している。
そして只埜は「母と娘という関係性のグロテスクさ、その内側に『視覚』という形で潜り込み浮き彫りにしている本作に眩暈がしました。仁美の『私の一部ですから』という台詞にゾッとしこの絵のイメージが浮かび、ひとつの眼球として繋がりあった姿を描きました」と紹介。田村は「この映画は画家である私自身が目指すものものと重なり楽しんでイメージを油絵で描かせて頂きました」とつづった。
「マイマザーズアイズ」は、11月24日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開。
※「マイマザーズアイズ」はR18+指定作品
あむ曇 コメント
消えゆく母娘の視界、それに支配されていく狂おしい愛情。
少女だった頃の自分の心の面影を見たような気がしました。
冒頭から染み渡る感情移入していました。また没入感のある映像表現に興味を掻き立てられました。純粋だった子供の頃の心と母親からの歪んだ愛の形を美しく、不穏に描かれ、それでいながらも爽快感すらある美しいホラー映画を久しぶりに体感いたしました。私のイラストである「Amnesia」は“記憶喪失”という意味を持ちますが、人間は恐ろしさ故に、記憶を消去する機能を太古から持ち合わせています。しかし、「マイマザーズアイズ」を拝見したことにより、自分の中に呼び覚まされたであろう恐ろしい記憶をAIにより作品にさせて頂きました。この絵からも様々な形の狂った愛を感じ取っていただければ、大変嬉しく思います。
大本幸大 コメント
“ミイケを描く”の依頼に身震いした。物語の根幹を成す二組の親子、ミイケはそれを紡ぐ重要な存在だからだ。偏執的なまでの真実への執着ゆえ、彼は壮絶な結末を迎える。そんな彼の運命に、光学レンズに備えられた十字の照準器の「凝視する」イメージが重なり、本作「Reticle」を描いた。どろりと冷淡に、だが奥底に計り知れない熱量を秘めた、星耕介氏演じるミイケの目。この絵も彼が見据えようとした真実に迫れていたら幸甚だ。
只埜なつみ コメント
母と娘という関係性のグロテスクさ、その内側に「視覚」という形で潜り込み浮き彫りにしている本作に眩暈がしました。仁美の「私の一部ですから」という台詞にゾッとしこの絵のイメージが浮かび、ひとつの眼球として繋がりあった姿を描きました。関係性の癒着、お互いを愛しながらも復讐しあう様はまさに究極で狂気のラブストーリーでした。
田村研一 コメント
カテゴリーに囚われていない初めて観る種類の映画でした。上品な映像美はタルコフスキーを彷彿させられます。視覚の共有、オーバーヒートするコンタクト、視差を意識したシーンや蝶などのモチーフがユーモアと暗喩のもとに展開し登場人物が抱える今日的な病理を炙り出します。そして根底にあるふたつの親子の愛をえぐり出す衝撃のクライマックスを迎えます。この映画は画家である私自身が目指すものものと重なり楽しんでイメージを油絵で描かせて頂きました。
朝宮運河 @Unga_Asamiya
おお〜田村研一さん!(親戚です) https://t.co/NW6zNjwvXB