映画「
岩浪れんじによる同名マンガをもとにした本作。大阪の安アパート・コーポを舞台に、年齢も性別も職業もバラバラな訳あり住人たちがひょうひょうと生きる日々が描かれる。家族のしがらみから逃げてきたフリーター・辰巳ユリに馬場、女子大生・高橋に北村が扮した。
馬場は「撮影していたのは昨年の10月くらい。もうはるか昔のようですが、公開を無事に迎えることができてうれしいです」と挨拶。さらに彼女は「衣装合わせの段階から、原作から飛び出てきたようなお洋服をそろえていただきました。衣装から役柄に近付くことができましたね。気分転換に派手な髪型にすることはありますが、シンプルな金髪は初めてでした」と振り返る。
北村は「原作を読んだ時点で、高橋はこのマンガのアイドルだ!と思っていたので、そこだけはイメージを崩さないように気を付けました。自分自身とはかけ離れているので……」と口にする。仁同が「現場でも『本当はこういう人間じゃないですよ』と言ってました」と明かすと、北村は「でも高橋ちゃんを演じられたことが楽しかったです。コーポの住人とはまた違った空気感のキャラクターなので」と懐かしんだ。
本作で初めて関西弁にチャレンジしたという馬場。「難しかったですね。関西出身のお友達もいるし普段からテレビで耳にしているはずなんですけど、いざ口に出すと想像とは違うイントネーションになってしまったり」と述懐する。大阪府出身の仁同は「馬場さんは耳がいいんですよ。僕が口にしたセリフのイントネーションをすぐ覚える」と称賛。さらに彼は「ユリは主人公ですけど、実はセリフは多くないんです。ほかの人の話を聞く場面が多いんですが、“どう聞くか”はすごく大事なこと。相手の話にどう反応するかでお芝居が変わってくるので、ちゃんと演じていて素晴らしいと思いました」と伝えた。
現場の雰囲気を尋ねられた馬場は「(コーポの前で)毎日、全員集まって円になって話していました(笑)。笹野(高史)さんを筆頭におしゃべりしてましたね」と回想。北村が「いろいろ(笹野に)豆知識を教えてもらいました。ここの一帯は昔……とか」と話すと、馬場も「珍しい鳥の話とかね。だいたい倉(悠貴)くんが藤原(しおり)さんにいじられてる。倉くんかわいいんですよね(笑)」と思い出話に花を咲かせた。
馬場は「脚本を読んで、いいことも悪いことも日々あるけど、今生きてるということが大事だと感じました。生きる意味を考えすぎる必要もなくて、明日も生きていこうとつながっていけばいいなと思います」と語る。最後に彼女は「ゆっくり流れる不思議な時間を、劇場で感じてほしいです」と観客に呼びかけイベントを締めた。
「コーポ・ア・コーポ」は全国で公開中。
ルートヴィヒ白鳥王 @lohengrin_lud
【イベントレポート】馬場ふみかと北村優衣「コーポ・ア・コーポ」の思い出語る、全員円になっておしゃべり
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