本作では
宮藤は「風貌で選ばれたんだろうなと思いましたので、その風貌を生かして“空気読めない、何考えてるか分からない、怪しい、けど馬鹿ではない、息子や孫を思う気持ちだけは本心”という軸はブレずに、自由に演れたかなと思います」と述べ、「オンエアを見て、ゆりあ先生の仏頂面がすごく男前で素敵だなぁと思っていたので、間近で見られてうれしかったです。お芝居の間を合わせてくださって、おかげさまですごくやりやすかったです」と回想した。
入江喜和による同名マンガをもとに、橋部敦子が脚本を執筆した「ゆりあ先生の赤い糸」は毎週木曜21時から放送。
木曜ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」
テレビ朝日系 毎週木曜 21:00~21:54
宮藤官九郎 コメント
脚本を読んだ感想
現代的な家庭劇だなぁと思いました。夫の不貞の相手が美少年というのも良いし、そこへ子連れの女が加わり、みんなで夫の介護をするという設定が見事ですし、ゆりあ先生のセリフがただの正論じゃないところも素敵だと思いました。
伴博を演じるうえで心がけたことは?
風貌で選ばれたんだろうなと思いましたので、その風貌を生かして“空気読めない、何考えてるか分からない、怪しい、けど馬鹿ではない、息子や孫を思う気持ちだけは本心”という軸はブレずに、自由に演れたかなと思います。
現場の雰囲気は?
とても良かったです。菅野さんが楽しく明るいムードを作ってくださっているので、もうそれに身を任せてればいいんだなと思いました。
息子・伴優弥を演じる木戸大聖の印象
俺の息子にしてはイケメン過ぎる、絶対に俺の遺伝子は入ってない。それ以外は本当に申し分ない、非の打ち所がない好青年でした。この業界には好青年風の若者はたくさんいるけど、彼は本物の好青年だと思います。お芝居もナチュラルで柔軟で、とてもやりやすかったです。
菅野美穂の印象
オンエアを見て、ゆりあ先生の仏頂面がすごく男前で素敵だなぁと思っていたので、間近で見られてうれしかったです。お芝居の間を合わせてくださって、おかげさまですごくやりやすかったです。
菅野美穂が表現する“おばさん”の真骨頂とは?
いちばんは笑い方、それもカメラが回ってない時の(笑)。笑い声なのに、隣の部屋から聞こえて来ると、ちょっとホラーな感じ。おばさんだけど思い切りが良く、悲壮感がないので、ガシガシ歩く所作とか、仏頂面とか、啖呵を切る場面とか、ドキドキした表情とか、いろんな側面が見られて楽しいです。「もっとやれ!」と思いながら見ています。
視聴者へのメッセージ
達者な皆さんが揃っていて、どの場面も面白く、見応えがあるので、僕の場面は“ながら見”できるようにサラっと演じました。久しぶりの俳優業なので、大目に見て下さい。
関連する特集・インタビュー
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
宮藤官九郎が「ゆりあ先生の赤い糸」出演、菅野美穂の“男前な仏頂面”を間近で見て喜ぶ https://t.co/yIgWB2aeuQ
宮藤「風貌を生かして“空気読めない、何考えてるか分からない、怪しい、けど馬鹿ではない、息子や孫を思う気持ちだけは本心”という軸はブレずに、自由に演れたかなと思います」