大佛次郎の没後50年企画、川島雄三が監督した「風船」を神奈川で上映

大佛次郎の没後50年企画として、川島雄三が監督した「風船」が11月18日に神奈川・神奈川公会堂で上映される。

大佛の小説をもとに、1956年に製作された「風船」。本作は、天才画家とうたわれながら実業界に転じた村上春樹とその家族の物語だ。春樹の会社で働く息子・圭吉が、愛人の久美子がいながら、シャンソン歌手の三木原ミキ子の誘惑に惹かれていくさまが描かれる。キャストに名を連ねたのは三橋達也、北原三枝、森雅之、左幸子、芦川いづみ、新珠三千代。フランキー堺もボーイ役で特別出演している。脚本は川島と今村昌平が執筆し、音楽は黛敏郎、衣裳デザインは森英恵が手がけた。チケット購入法は、横浜キネマ倶楽部の公式サイトで確認しよう。

大佛次郎 没後50年 記念上映会「風船」

2023年11月18日（土）神奈川県 神奈川公会堂
開場 12:30 / 上映 13:00～14:50
＜料金＞
前売り券 1000円 / 当日券 1300円 / 障害者 1000円（介助者1名無料）
※大佛次郎記念館研究員・安川篤子による講演を15時から実施