映画「一月の声に歓びを刻め」は、三島が47年間向き合い続ける“ある事件”をベースに、自主映画から制作をスタートしたオリジナル企画。北海道・洞爺湖の中島、東京・伊豆諸島の八丈島、大阪の堂島を舞台に、ストーリーの重要な存在として登場するれいこをめぐる心の葛藤が描かれる。劇中では別々の島で進行するストーリーがある共通項で交わり、驚きの事実があらわになっていく。愛する恋人とどうしてもセックスができないれいこを
れいこに声を掛け一晩を過ごすレンタル彼氏のトト・モレッティを坂東、マキの長女で47年前に妹を亡くした美砂子を片岡、美砂子の夫・正夫を宇野、誠の弟分・龍を原田が演じる。また誠の娘・海役に「1秒先の彼」「MY (K)NIGHT マイ・ナイト」の松本、美砂子の娘・さら役に「メタモルフォーゼの縁側」の長田、れいこの自由奔放な母・真歩役にとよたが起用された。
坂東は「三島監督の映画の世界観に魅了されながらの撮影期間でした。丁寧に演出してくださりリラックスしながら色々なチャレンジをさせていただきました」、片岡は「今回は有紀子監督とカルーセル麻紀さんのやりとりが漫才や喧嘩に聴こえるほど賑やかで。時に皆でハラハラしたことも(笑) 愛しき現場でした」とつづる。そのほかキャストのコメントは下部に記した。
“方舟”をテーマにする本作では、船でやって来た者、船を待つ者、船で向かう者を描出する。このたび公開されたメインビジュアルでは、なかなか下船できないれいこと、何かを決心して歩き出したれいこの姿が切り取られた。「美しく、凄惨な、罪の歌」というキャッチコピーも添えられている。
「一月の声に歓びを刻め」は、2024年2月9日に東京・テアトル新宿ほか全国で公開される。
坂東龍汰 コメント
三島監督の映画の世界観に魅了されながらの撮影期間でした。丁寧に演出してくださりリラックスしながら色々なチャレンジをさせていただきました。美しい映像と音と、今まで見たことの無いような新しい感覚になりました。是非映画館の空間で体験していただけると嬉しいです。
片岡礼子 コメント
三島組。今回は有紀子監督とカルーセル麻紀さんのやりとりが漫才や喧嘩に聴こえるほど賑やかで。時に皆でハラハラしたことも(笑) 愛しき現場でした。
月の輪郭は見えない時もそこにある。
例えば誰しも、気づかないところで鍵のかかった記憶があって、開ければ自分を見失うような出来事を孕む扉もあるとしたら
自分を深く傷つけた魂に何を問うのか。
新月の空に見えたはずの月を想い強く生きることを願う。
宇野祥平 コメント
初めての三島組、快い緊張が常にありました。映画を観て、自分たちが日常的に安心している地盤がグラグラと揺らされたような思いです。 ぜひ劇場で観ていただけたら幸いです。
原田龍二 コメント
誰もが皆、無格好で、ぎこちなくて、屈折してもいい。もっと己を曝け出して、精一杯自由に「生」を貪っていい。たった一度きりの人生なのだし、そもそも生きること自体が、贖罪なのかもしれないのだから…。
松本妃代 コメント
八丈島の海の音、吹き荒れる風、木々のざわめき。
三島監督の包み込むような愛のある演出のもと、自然の力に大きく突き動かされながら海という人間を生きました。
この作品が、届くべき人たちへのひかりになりますように。
長田詩音 コメント
三島監督をはじめ、キャスト・スタッフの皆さんの映画にかける想いを強く感じ、この作品に参加させていただけて本当に幸せでした。この想いが観てくださった方にも伝わったら嬉しいです。
とよた真帆 コメント
とても純粋で、それでいて痛みをもった空気の中、思いが交差する厳粛な現場でした。
監督の特別な作品に参加できたことを心から幸せに思います。1人でも多くの方に観ていただけますように。
奥田幸雄 @yukiookuda
坂東龍汰、片岡礼子、宇野祥平、原田龍二、松本妃代ら「一月の声に歓びを刻め」に出演(コメントあり / 写真19枚) https://t.co/VIUTlRMwiz
洞爺湖近くに1人で暮らすトランスジェンダーのマキをカルーセル麻紀、