“哲学的ゾンビ”に変貌していく妻を支えようと奮闘する男を描く「
“哲学的ゾンビ”とは、物質的には通常の人間と変わらないものの、内面的な意識を持たない状態や存在を指す用語。本作の軸となるのは、廃材からオーダーメイドの玩具を作ってつつましく暮らす夫妻だ。ある日、妻・亜居は未知の寄生体によって、寄生体疾患にかかってしまう。この疾患には感染者同士が属性を共有する特性があり、亜居はあろうことか連続殺人鬼の属性を継承。感染から1カ月後、すべての脳細胞を失い、自我を喪失した亜居は“哲学ゾンビ”へと変わる。亜居を支えようとする悟役で、日曜劇場「VIVANT」の
予告では、医師が「ご臨終です。もう自我意識はありません」と宣告するシーンや、亜居が包丁を振り回す場面などが切り取られた。管は「ゾンビと聞いて“あの”ゾンビを連想された方は、きっと驚かれるかと思います。この作品は、夫婦が夫婦であり続けたいと願う、そんな普通の2人の物語です」と説明し、門田は「最初に台本を読んだとき、絵本の中の素敵な深い森に、私の頭が持っていかれたような感覚になったのを覚えてます。そして、同時に、私にこの物語を理解できるのか、演じることができるのかという不安もありました」と振り返る。
映画「物体 -妻が哲学ゾンビになった-」予告編
管勇毅 コメント
ゾンビと聞いて“あの”ゾンビを連想された方は、きっと驚かれるかと思います。
この作品は、夫婦が夫婦であり続けたいと願う、そんな普通の2人の物語です。
それを叶えるのはそんなに難しいことではないはずでした。
でもとても難しいことでした。
そして、ゾンビなんかより怖くて、身勝手で、残酷なのは人間の方でした。
この夫婦のことの次第を、是非、スクリーンで体験してください。
門田麻衣子 コメント
最初に台本を読んだとき、絵本の中の素敵な深い森に、私の頭が持っていかれたような感覚になったのを覚えてます。そして、同時に、私にこの物語を理解できるのか、演じることができるのかという不安もありました。
しかし、演じていくうちに、自分のお腹の中にいるような不思議な気持ちになりました。
怖いけど、滑稽な哲学ゾンビ。きっと、観た方も愛おしくなるにちがいない。そんな不思議な映画です。
安彦 守 @styuunagi
もう自我意識はありません…“哲学的ゾンビ”になった妻描く「物体」予告 #SmartNews https://t.co/DZnwOVg1XW