映画「
舘演じる“タカ”こと鷹山敏樹と、柴田扮する“ユージ”こと大下勇次という刑事コンビの活躍を描く「あぶない刑事」シリーズ。劇場版第8弾となる本作では、タカとユージがニュージーランドから神奈川・横浜に凱旋し、T&Y探偵事務所の探偵として活躍するさまが描かれる。真山薫役で浅野、町田透役で仲村も出演し、監督は連続ドラマW-30「ウツボラ」の
2016年に公開された「さらば あぶない刑事」以来8年ぶりの新作となる「帰ってきた あぶない刑事」について、舘は「帰ってきたなという気持ちです。この4人がそろうと最強だなと思う。再び出会えてうれしいなと思います」と述べ、柴田に関しては「恭様がいれば何も怖くない。本当に安心します」と信頼関係をうかがわせる。柴田は「タカとユージが出会って37年経ちましたね。まさか1つの役をこんなに長くやるとは思っていなかった」と話し、「『さらば』でおしまいじゃなかったの?と思ったけど、(数年ぶりにキャスト陣と)会った瞬間に、舘さん、(浅野)あっちゃん、トオルくんという感じでした」と変わらない関係性で撮影に挑めたことを振り返った。
浅野は「まじ?と思って。これでまた8年後に(新作)やるのかなあ」とつぶやき、共演者の笑いを誘う。仲村は「何回帰ってきたら気が済むんだ」と口にし、自身の役柄については「近年の出演作では大きな会社の社長とか、総理大臣とかやってきたんですけど、それに比べると(横浜)港署の捜査課長というのはびっくりするぐらいダイナミックな格下げ」と冗談を飛ばしていた。
3日前にクランクアップしたという本作の撮影について、柴田は「初めて『あぶない刑事』に携わる人も多かったんですけど、このスタッフたちの期待に全力で応えようという気持ちでした。最後までリスペクトしてくれていたので、とても楽しかったし感謝しています」と語る。舘は「前は前でよかったし、(本作は)今の映画の撮り方でまったく違う新しい映像になっています」とアピールした。
1986年放送開始のテレビシリーズ第1弾から37年が経った今、舘・柴田の“変わらなさ”が改めて話題に上がると、浅野は「ゾンビですね」と表現。仲村は「このかっこよさが40年近く変わらないというのは奇跡だと思いますし、シリーズが続いてきた理由の1つだと思います」と伝える。見どころを問われた舘は「恭様の軽いジョーク」、柴田は「かっこよくて、ちょっと切なくて、元気になれる作品です」と回答した。
最後に柴田は「自分たちが撮ってきたと思いきや、実は大勢のファンの皆様がこの作品を撮らせてくれていたんだ、ということをとても感じました。期待に応えられる素敵な作品になっています」、舘は「楽しみにしていてください!」と呼びかけ、会見は終了した。
「帰ってきた あぶない刑事」は2024年5月24日に公開。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
「あぶない刑事」舘ひろし・柴田恭兵の変わらぬかっこよさに浅野温子「ゾンビですね」 - 映画ナタリー https://t.co/bjTsob1xz9
舘「帰ってきたなという気持ちです。この4人がそろうと最強だなと思う。再び出会えてうれしいなと思います」