本作は、玉木が自身の友人をモデルにしたオリジナル企画。東京・下北沢を舞台に、路上で1人芝居をしながら役者の夢を追いかける青年・染井春太と、吃音のバンドマン・レオの8年間が描かれる。
ドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」や連続ドラマW「HOTEL -NEXT DOOR-」に出演した
玉木は本作について「心の中で複雑に感情が混ざり合い、言葉ではなかなか表現することのできない気持ちを抱えながら人生の選択をしていく春太たちの姿がみなさんにどう映るのか、作品を通してみなさんと話したいと思っています」と語る。猪、遠藤、向里のコメントは以下に記した。
「あとがき」は2024年春に東京・シモキタ - エキマエ - シネマ「K2」ほか全国で順次公開予定。なお本作のクラウドファンディングは2024年1月31日まで実施中だ。
玉木慧 コメント
これは下北沢という時代とともに形を変える場所で必死に生きた二人の大切な友人の話をもとにした映画です。
夢を描き、語り合い、理想を求めて突き進んでいく彩りある世界を生きていたのに、いつのまにか生臭い現実が立ちはだかり、彩度を奪って決断を迫ってくる。夢を持った人間にはそんな時が一度はやってくるのかなと思っております。その時にどのような選択をするのか。心の中で複雑に感情が混ざり合い、言葉ではなかなか表現することのできない気持ちを抱えながら人生の選択をしていく春太たちの姿がみなさんにどう映るのか、作品を通してみなさんと話したいと思っています。
猪征大 コメント
下北沢という地で、本当に流れていたかけがえのない時間の映画です。時代や人や環境が変わっていく中で、誰もが持っている自分の中の大切にしたいものとの歩み方を映画を観た帰り道に少し考えてもらえるキッカケになれたら嬉しいです。
遠藤史也 コメント
生きていく中で日々考え選択し、決断します。そして、その決断が正しかったのか否だったのかを振り返ります。多種多様な選択の中でも“続けるか、辞めるか”という選択は、非常に重要な意味を持つもの。その選択・決断までに至るまでの経緯、そしてその後を、ある2人を中心にフィーチャーしているのが「あとがき」です。この作品がより多くの方に届くことを願って、撮影に挑みました。玉木組で、ある2人の内、1人を任せていただいたこと光栄に思います。
向里祐香 コメント
東京に居ると雑音がすごく、自分の想いが掻き消されそうになります。それでも、踏ん張りながら一生懸命立ってます。きっと色んな想いを抱えながら皆んな、この作品に挑んだと思います。皆んなで大事に大事に作り上げた作品です。この世界の何処かに居るあなたへ、皆さまの所に届きますように、明日に繋がりますように。
※記事初出時、一部記述に誤りがありました。お詫びして訂正します。
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玉木慧の初長編映画「あとがき」製作決定 猪征大、遠藤史也、向里祐香らが出演: 玉木慧の初長編作品「あとがき」の製作が決定した。彼が手がけた短編映画「僕とぼくとカノジョ」は、2021年にさぬき映画祭ショートムービーコンペティションでグランプリを受賞している。 https://t.co/lq8YUcSQwn