映画「
元SDN48の大木亜希子による私小説を映画化した本作では、元アイドルのアラサー女子・安希子と56歳のサラリーマン・ササポンの奇妙な共同生活が描かれる。深川が安希子を演じた。
本作の監督・穐山茉由は、ファッションブランド「ケイト・スペード ニューヨーク」のPRとしても活動中。今回の試写会は同ブランドのサポートによって実施された。柳澤は「(穐山が)映画監督になるまでの道のりを見てきましたので、彼女の大ファンとしてサポートしたいと思いました。また『ケイト・スペード ニューヨーク』が推進している活動が“世界中の女性のメンタルヘルスをサポートしながらエンパワーする”というもので、映画のテーマとすごく合っていました」と語る。深川は「素敵な社会活動をしているブランドに共感していただき、応援していただけることが心強いです」と感謝を伝えた。
本作を鑑賞したというバービーは「痛い痛い……というくらい、胸が痛かったです! 気持ちがぎゅーっとなりました。でも安希子には友達がいてよかった……」と感想を述べる。井浦新扮するササポンについて彼女は「私にもササポンみたいな人がいるんです。夫を紹介したときも“彼は原石だから逃したらダメだよ”とアドバイスをくれて。社会情勢や法律のことまで教えてくれる(笑)」と告白。深川が「バービーさん、スナックに行ったらササポンのような人に会えるって言っていましたよね」と話を振ると、バービーは「そうそう! ママがご高齢だったらそこには必ずササポンがいます」と持論を展開し、見分け方として「紙袋がバッグ代わりの人」と説明した。
深川は「(ササポンは)懐かしさがあって、“遠い親戚のおじさん”みたい。妖精みたいだと例える人も多いですが、なかなかいない存在ですよね。アドバイスを押し付けるわけではなく、言葉をかけてくれる感じがいいなと思います。新さんのファンはびっくりするんじゃないですかね。かっこよさを排除していて、さすがだなと」と称賛。また深川はササポンが着用するモモヒキが特注であることに触れ、「丈感や、着古し感に監督がこだわったと聞きました」と明かした。
最後にバービーは「(安希子の姿に)こんなに恥ずかしいことをした人がいたんだと思うと、勇気をもらえる作品だと思います。恥ずかしくったって死にやしない!と思えると何でもできる。そういうところが素敵な映画です」、深川は「人と自分を比べざるを得ない状況が多いですが、弱いところをそのままでいいと肯定してくれる映画になっています。『詰んだ……』と思ったときはササポンのセリフを思い出してほしいです」と呼びかけイベントを締めた。
「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」は、11月3日より全国でロードショー。
映画「人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした」予告編
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