「透明なゆりかご」の原作者・
岸井は療養病棟の最前線に立つ看護師・辺見歩役、松山は非常勤で一般病棟からやってきた医師・広野誠二役で出演。岸井は「最期まで最善を尽くし、その人生を見届ける役をいただいたことは自分にとってとても大きなことだと思っています」、松山は「死は避けるべきモノではなく、認めていくモノ。このような38歳の僕の考えが、この作品を通してどんな変化が、生まれてくるのか。とても楽しみにしています」とコメントをつづっている。また沖田は「慌ただしくも静かな終末期の日常を、ドラマを通して何か感じて頂けたら幸いです」と呼びかけた。
本作では、ドラマ「透明なゆりかご」や連続テレビ小説「おかえりモネ」の安達奈緒子が脚本を執筆。ドラマ「透明なゆりかご」の柴田岳志、ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」の笠浦友愛が演出を担当し、清水靖晃が音楽を手がける。
土曜ドラマ「お別れホスピタル」
NHK総合 2024年2月3日(土)スタート 毎週土曜 22:00~22:49
※全4話
岸井ゆきの コメント
「お別れホスピタル」辺見歩役の岸井ゆきのです。
ここ最近は、どう生きて、どう死んでいくのか、生物としての人間の変化を受け入れるのか、あるいは見て見ぬふりをするのか。いくつかの作品を通して考えていました。
そして今回、最期まで最善を尽くし、その人生を見届ける役をいただいたことは自分にとってとても大きなことだと思っています。計り知れない“生き切る”ということを、物語を通して感じたいです。
松山ケンイチ コメント
今回演出の柴田さんと「平清盛」以来またご一緒できる事とても嬉しく思います。岸井さんも何度かやらせて頂いてますが、また一緒に演技させていただける事、とても楽しみにしています。生と死は誰もが必ず向き合わなくてはいけないテーマだと思いますが、僕は生も、死も、様々な作品を通してどちらも大事なモノだと考えています。死は避けるべきモノではなく、認めていくモノ。
このような38歳の僕の考えが、この作品を通してどんな変化が、生まれてくるのか。とても楽しみにしています。
沖田×華(原作者)コメント
「お別れホスピタル」のドラマ化が決まった時、嬉しさと同時に終末期(ターミナル)という難しいテーマを映像化することに驚きを隠せませんでした。高齢者の7割以上が認知症を含む様々な病気を持つ現在、一人死を待つだけの患者達が最後に関わることの出来る身近な人間──それは療養病棟の看護師ではないかと思うのです。果たして孤独の死で終わるのか? 慌ただしくも静かな終末期の日常を、ドラマを通して何か感じて頂けたら幸いです。
岸井ゆきのの映画作品
リンク
シナリオ公募ナビ @scenarionavi
療養病棟が舞台の『お別れホスピタル』がドラマ化され、NHKの土曜ドラマ枠で2024年2月3日より放送。岸井ゆきのと松山ケンイチが出演、脚本は安達奈緒子が担当。原作は『透明なゆりかご』の沖田×華(映画ナタリー) https://t.co/qL0ttytdRx