妻が“哲学的ゾンビ”になって殺処分…?奇想天外不条理ロマンス「物体」が劇場公開

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“哲学的ゾンビ”となった妻を殺処分から助けるために奮闘する男を描いた奇想天外不条理ロマンス「物体 -妻が哲学ゾンビになった-」の劇場公開が決定。12月9日より東京の池袋シネマ・ロサにて公開される。ポスタービジュアルと場面写真が解禁された。

「物体 -妻が哲学ゾンビになった-」ポスタービジュアル

「物体 -妻が哲学ゾンビになった-」ポスタービジュアル

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「物体 -妻が哲学ゾンビになった-」場面写真

「物体 -妻が哲学ゾンビになった-」場面写真[拡大]

“哲学的ゾンビ”とは、物質的には通常の人間と変わらないものの、内面的な意識を持たない状態や存在を指す用語。この言葉から着想を得た本作では、廃材からオーダーメイドの玩具を作ってつつましく暮らす悟と亜居の夫妻が物語の軸に。ある日、意図せず持ち帰った昆虫から未知の寄生体が妻の脳に侵入してしまう。この寄生体疾患には感染者同士が属性を共有する特性があり、亜居はあろうことか連続殺人鬼の属性を継承する。感染から1カ月後、すべての脳細胞を失い、自我を喪失した亜居。“改正脳死法”に従い人権を失った彼女は一種の危険生物と見なされ、殺処分の宣告が下される。

日曜劇場「VIVANT」に出演した管勇毅が悟役で主演を務め、「許された子どもたち」の門田麻衣子が無機質な反射行動を繰り返す亜居を演じた。竹中凌平藤崎卓也川瀬陽太もキャストに名を連ねている。監督を務めたのは、アメリカで研究職に従事しながら個人映画を作り続ける伊刀嘉紘(いとうよしひろ)。「100匹目のサル」「笑う胃袋」など数多くの短編を発表してきた伊刀の長編デビュー作にして、10年以上にわたって構想し続ける連続作品の第1弾となる。

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(c)2023 金青黒 -sabikuro-

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川瀬陽太 @YOHTAK

出演しております。伊刀嘉紘『物体 -妻が哲学ゾンビになった-』12月9日より。

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