「泥濘の食卓」齊藤京子「現段階で何回泣いたんだろう？」、ヒコロヒーからのエールも

ドラマ「泥濘（ぬかるみ）の食卓」の囲み取材会に、主演の齊藤京子（日向坂46）、共演の吉沢悠、櫻井海音が参加した。

伊奈子のマンガを映像化した本作は、毒親に育てられたことで「自分には何の取り柄もない」と思い込んでいる自己肯定感の低いスーパーの店員・捻木深愛（ねじきみあ）を主人公とする“パラサイト不倫ドラマ”。齊藤が深愛を演じ、彼女と不倫関係になるスーパーの店長・那須川夏生に吉沢、夏生の息子・ハルキに櫻井が扮した。

初共演となる吉沢・櫻井の印象を聞かれた齊藤は「本当に優しくて、すごく気さくに話しかけてくださいます。1人でグループを飛び出して日々緊張していますが、お二人のおかげで緊張が和らいでいます」と感謝を伝える。吉沢は齊藤・櫻井を「役に対して真摯に向き合っている姿を現場でもすごく感じられるので、いい現場だなと思いますし、お二人の姿勢が素晴らしいなと思っています」とたたえた。

深愛の“純愛モンスター”という役どころにちなみ「この3人の中で一番ピュアな人は？」と質問が投げられると、吉沢・櫻井が齊藤の名前を挙げる。櫻井は「リハーサル後に監督とかとコミュニケーションを取っている姿を見て、すごく素直に吸収しようとしている方なんだなと」と理由を述べた。齊藤は「吉沢悠さん。（別の質問で）愛してやまないものを聞かれて、真っ先に奥様と答えてらっしゃったのがかっこよかったです」と回答した。

難しかったシーンを問われた齊藤は「泣きのシーンが本当に多くて、現段階で何回泣いたんだろう？というくらいなんです。普段のグループ活動ではぐっとこらえるタイプで、あまり人前で感情を爆発させることはしないので、泣きの芝居は難しいですね」と口にする。吉沢は「涙のシーンだけではなく、安里（麻里）監督は『気持ちが生まれるまで待っていいよ』といろんなシーンで言ってくれるので、テーマ的には重いものですが、人間をしっかり描いているなという印象です」、櫻井は「スタッフの皆さんも優しくて、オンとオフの切り替えも早くて、撮影していてすごく楽しいです」と撮影現場の様子に言及した。

また齊藤は、バラエティ番組「キョコロヒー」でともにMCを務めるヒコロヒーに、本作への出演を報告した際のことを回想。「本当にビックリされて『絶対にがんばれ！』と言ってくださいました。いつもはけちょんけちょんにされるのですが、今回は包み込むように優しく言ってくださり、胸がじーんとしました」と語る。続けて、視聴者に対し「気合い十分で撮影に臨んでいます。よかったら放送前に原作も読んで、楽しみに待っていてくださればと思います」とメッセージを送った。

「泥濘の食卓」はテレビ朝日系の土曜ナイトドラマ枠で10月21日にスタートし、毎週土曜23時30分より放送。毎週の地上波放送終了後には、TELASA（テラサ）で配信される。監督を安里麻里や角田恭弥が担当し、倉光泰子、神田優、安里が脚本を手がけた。

土曜ナイトドラマ「泥濘の食卓」

テレビ朝日系 2023年10月21日（土）スタート 毎週土曜 23:30～24:00