「青春ジャック」井浦新は「これが映画なんだな」若松孝二の追悼上映会に登壇

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映画「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の特別先行上映が本日10月17日に東京・テアトル新宿で行われ、キャストの井浦新芋生悠杉田雷麟向里祐香、監督・脚本を担当した井上淳一が登壇した。

「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」特別先行上映の様子。

「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」特別先行上映の様子。

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本作は、若松孝二が代表を務めていた若松プロダクションの黎明期を描いた「止められるか、俺たちを」の続編。若松が愛知・名古屋に作ったミニシアター・シネマスコーレを舞台に、映画と映画館に吸い寄せられた若者たちの群像劇が展開される。井浦が若松を演じた。

井浦新

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若松の命日に開催された本イベント。井浦は「満席ですね。本日は若松孝二監督11回目の追悼上映会にご来場いただきありがとうございます」と挨拶する。MCであるシネマスコーレ代表取締役の木全純治が「この映画の肝となることを俳優さんに聞いていきます」と切り出し、シネマスコーレの歴史を説明しようとすると、井浦は「毎年(追悼上映を)やらせてもらってますから……。木全さんは初めてかもしれないけど(笑)。皆さん映画が観たいので早くしましょう」とツッコミを入れた。

「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」特別先行上映の様子。

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本作について井浦は「若松監督を演じるなんて、疲れるので嫌に決まってます!(笑) まさか続編ができるなんて思っていませんでした。井上監督のワガママです。すごいと思いませんか? 映画監督のワガママでこんなに人が集まって、映画ができるなんて素晴らしいです。“これが映画なんだな”と思います」と語る。

芋生悠

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杉田雷麟

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芋生は「いろんなことをあきらめずにがんばっている人たちが映っています。若松さんの映画愛がずっと生き続けていることに、映画や人の愛を感じています」とコメント。井上役で参加した杉田は「監督の目の前で井上役を演じる難しさがありました。井上監督ががむしゃらに映画にしがみつく姿に、勇気をもらえたり笑えたり、受け取るものがあると思います」と伝えた。

向里祐香

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井上淳一

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向里は「数分前に登壇することになり……」と打ち明けつつ「この映画には映画と若松さんへの愛が詰まっています。試写を観て温かい、ジーンとした涙が出ました。皆さんも今日、感じていただけると思います」と口にする。井上は「僕が自分の話を書くなんて、思ってもいませんでした。でも(脚本を)書いていたらなかなかうまくいかなくて、自分を切り売りするしかないと思いました。1作目は“死んでいく”話ですが、今回は“生きていく話”になっていると思います。初めて一般のお客さまへのお披露目で、震えています」と心境を明かした。

「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」は、2024年3月15日よりテアトル新宿ほか全国で順次公開。

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(c)若松プロダクション

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