本作は、1人の女の顔を映す“筐(はこ)”を通して交わされる、母・三香子と娘・阿美の奇妙な関係を描くSFダークファンタジー。1年前にこの世を去った三香子は、筐型の機器から家族に語りかけている。阿美は毎日、母が映る筐を抱えて通学しているが、クラスメイトたちには不評。やがて父が新しい恋人と同棲を始め、阿美は変化していくのだった。
三香子役で
今野恭成 コメント
“仮想現実”の技術がすすんだ近い未来、さまざまな理由で子どもを欲している男女が、その空間内で子育てをはじめることは想像に容易いでしょう。
あくまでも仮想でしかない現実は、夢や妄想、記憶など眉唾な類の代物であり、肉親であるはずの子どもとのあいだには、煩わしい障害がつきまとうはずです。その障害を考えることが今回のテーマでした。
一方で、その障害さえ乗り越えれば、決して手が届かない類のものに触れることができるのではないかという希望も抱きつつ、撮影に取り組みました。その結論が、そのまま最後のカットになっています。
今野恭成の映画作品
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下城麻菜 @kaodekamanachan
【情報解禁】
下城少し出演しております📺 台本読ませていただきまして、
かなり不思議な作品です!
12月15日(金)より池袋シネマ・ロサほか 全国順次ロードショー https://t.co/tUMdyG3CsU