「仮面ライダーギーツ ファイナルステージ」の千秋楽となる東京公演が10月15日に東京・昭和女子大学 人見記念講堂にて行われた。映画ナタリーでは最終公演となる3回目の模様をレポートする。内容に触れているので、配信などで視聴予定の方はご注意を。
本イベントは「仮面ライダーギーツ」のスペシャルショーと、レギュラーキャストによるトークショーおよびキャラクターソングの歌唱で構成されるもの。4会場14公演のすべてに
青島演じるツムリが新たなデザイアグランプリの開幕を宣言すると、佐藤演じる桜井景和 / 仮面ライダータイクーン、星乃演じる鞍馬祢音 / 仮面ライダーナーゴ、杢代演じる吾妻道長 / 仮面ライダーバッファがエントリー。1回戦の「ジャマト鬼ごっこゲーム」には助っ人として
景和らが英寿との再会を喜んでいると、そこに
イベント第2部はキャストによる「ファイナルデザイアトーク&ライブ」。メインキャスト5人のほか、スペシャルゲストとして、桜井沙羅役の志田、五十鈴大智役の後藤、ケケラ役の
キャラクターソングの歌唱パートでは「ファイナルステージスペシャルメドレー」と題してツムリの「デザイア宮殿で会いましょう」、道長の「Undead Fire」、ジャマーガーデンズの「Odds n' Ends」、祢音の「Beat of My Life」、景和の「I peace」、英寿の「Star Of the Stars Of the Stars」が次々と披露され、ファンもペンライトで会場を盛り上げる。続いて簡が「1年間本当にありがとうな。それじゃあ最後には新曲で打ち上げといこうか!」と宣言し、佐藤、星乃、杢代、青島とのユニット・PRAYERsが歌う「CREATORs」で歌唱パートの最後を飾った。
ここで第2部は終了と思われたが、MCが突然「最後にもう1つ、シークレットメッセージが届いたようです」と告げる。キャストたちが「誰? 誰?」とざわつく中、スポットが当たって手紙を読み始めたのは簡。冒頭の「まず佐藤瑠雅くんへ。めちゃくちゃ元気で僕をよく笑わせてくれた。瑠雅くんとはあっという間に仲良くなっていました」までの時点で涙ぐみ、読めなくなってしまう場面もあったが、なんとか佐藤、星乃、杢代、青島へ感謝を伝えた。
エンディングでは9人がそれぞれ挨拶。16歳の並木は「(撮影が)受験と丸かぶりだったんです、今だから言うんですけど本当に大変で……」と号泣しながらも「本当に楽しくて幸せだったんです」と語る。俊藤も涙ながらに「桜井景和がお前(佐藤)でよかった……本当に泣くつもりじゃなかったのにー!」と叫んだ。後藤はレギュラー5人に対して「本当に1人ひとりがめちゃくちゃセンスのある人たちで、仮面ライダーに選ばれる人ってこういう人なんだなって思った」と述べながら、「もっちゃん、ここちゃん、簡ちゃん、夢奈ちゃん、瑠ちゃん、ほんっとにお疲れ様でした」とねぎらう。志田は「最後に役名でみんなのことを呼びたいです。カエルさん、景和、祢音ちゃん、英寿様、ツムリん、バッファローさん。役名で呼んだことないけどベロバちゃん。そして五十鈴大智」となぜか大智だけフルネームで呼び、会場を和ませた。
青島は涙ぐみながら「こんなことを皆さんに言うのは違うのかもしれないんですけど、撮影って本当にしんどくて」と告白。そして「私が困ってるときに一番、側にいてくれたのは簡ちゃんだなと感じています」と簡に頭を下げる。杢代は「僕たちはぶつかることもあったけど、一致団結してボスを倒しましたし、皆さんもそういうことを思ってこれからも生活を続けてほしい。僕たちは仮面ライダーだけど、みんなも誰かのヒーローなので」と作品からのメッセージを観客に伝えた。続く星乃も号泣してなかなか口を開けなかったが、会場からの声援を受け「私は身長も小さいし、コンプレックスが多いんですけど、ポジティブに考えられるようになったのは祢音ちゃんを演じてから。プライベートにまで祢音ちゃんが侵入してきてくれたから、今はすべてをプラスに考えられるようになったと思います」とコメント。佐藤も「感情を表に出すのが苦手な人間でしたが、桜井景和という役を演じてからは佐藤瑠雅に感情が芽生えました」と役からの影響を語りながら、「皆さんも学校や仕事で大変なことがあると思いますが、大変なときこそ大きく変われるときだと思います。『レベルアップできるときなんだ』と思いながら僕たちと一緒にがんばってほしい」と語りかけた。
最後を任された簡は感極まった様子で、目頭を押さえてなかなか挨拶することができない。しかし観客からの声援でなんとか話を始めると、「撮影でテイクを重ねて迷惑をかけることが多くて、『本番!』という声がトラウマになった時期もあったんですけど、そのときに支えてくれた皆さんのおかげで、今こうして三軒茶屋に立てています」となぜか会場の最寄り駅の名前を出し、会場には笑いが起きる。また「俳優は何歳になってもできる深い職業だと思ってますので、もっと精進して、この(会場の)2000人の皆様、配信を観てくださってる皆様に恩返しができるよう、1年の経験を生かしてもっと精進してまいります」と飛躍を誓った。そして「1年間観てくださった人、さまざまな形で支えてくださった方、ありがとうございました」と登壇者全員で深々と一礼したのち、簡が「1年間の感謝を込めて、あのセリフで締めさせてください!」と呼びかけ、観客との「これからも」「ハイライトだ!」のコール&レスポンスでイベントを締めくくった。
「仮面ライダーギーツ ファイナルステージ」は、全3公演をそれぞれuP!!!およびTELASAで配信。アーカイブは10月22日23時59分まで視聴可能だ。1回目にはギロリ役の
「仮面ライダーギーツ ファイナルステージ」東京会場 DAY2(SP公演)
2023年10月15日(日) 東京都 昭和女子大学 人見記念講堂
<出演者>
出演者:簡秀吉(浮世英寿 / 仮面ライダーギーツ役)、佐藤瑠雅(桜井景和 / 仮面ライダータイクーン役)、星乃夢奈(鞍馬祢音 / 仮面ライダーナーゴ役)、杢代和人(吾妻道長 / 仮面ライダーバッファ役)、青島心(ツムリ役)
1回目ゲスト:忍成修吾(ギロリ役)、北村諒(ニラム役)、佐藤流司(ジット役)
2回目ゲスト:俊藤光利(ケケラ役)、並木彩華(ベロバ役)
3回目ゲスト:志田音々(桜井沙羅役)、後藤大(五十鈴大智役)、俊藤光利(ケケラ役)、並木彩華(ベロバ役)
有料生配信概要
1公演視聴券:税込3800円(uP!!!のみ、auスマートパスプレミアム会員価格:税込3300円)
3公演セット視聴券:税込1万1400円(uP!!!のみ、auスマートパスプレミアム会価格:税込9900円)
アーカイブ配信期間:各公演ライブ配信終了後~10月22日(日)23:59
※1公演視聴券、3公演セット視聴券ともに、購入時システム手数料として別途200円が必要
※記事初出時、内容に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします
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