「MY (K)NIGHT」監督が吉野北人から“九州男児”引き出す、RIKUはカメラのセンスが爆発

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映画「MY (K)NIGHT マイ・ナイト」の先行特別上映&プレミアムイベントが10月12日に神奈川・パシフィコ横浜で行われ、出演したTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの川村壱馬RIKU吉野北人、監督の中川龍太郎が登壇した。

左から吉野北人、川村壱馬、RIKU。

左から吉野北人、川村壱馬、RIKU。

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「MY (K)NIGHT マイ・ナイト」ポスタービジュアル

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神奈川・横浜を舞台に、3組の孤独な男女に訪れた一晩の冒険が描かれる本作。プロのデートセラピストとして一夜限りの恋人を癒やす刹那に川村、イチヤにRIKU、刻(とき)に吉野が扮した。

吉野北人

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本編の上映後、イベントはライブパートからスタート。バーを模したセットの前で吉野が「Blankie」、RIKUが「I'll be your (k)night」、川村が「世界が変わってしまったけれど」をそれぞれソロで披露する。その後舞台上にそろった3人が本作の主題歌「片隅」を歌唱し、観客は彼らの切なくも力強い歌声に聴き入っていた。

「MY (K)NIGHT マイ・ナイト」プレミアムイベントの様子。左から吉野北人、川村壱馬、RIKU、中川龍太郎。

「MY (K)NIGHT マイ・ナイト」プレミアムイベントの様子。左から吉野北人、川村壱馬、RIKU、中川龍太郎。[拡大]

RIKU

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続くトークパートからは中川も参加。「THE RAMPAGEのファンは熱そうだから下手なことはできないなって感じた」と企画当初を述懐した中川は、「僕も皆さんと同じように3人のファンになって毎日ずっと曲を聴きながら作っていたので、こうして届けられてうれしいです」と感慨深げに語る。RIKUは「撮影する中で『こういうふうになっていくんだ!』と。(台本を読んだ時点で)僕が思っていたイチヤとは全然違うイチヤに出会えた現場でした」と回想。吉野は「日常(の描き方)も攻めていて、自分が今まで見せてこなかった要素も。キラキラしたところも少しはあるけど、リアルなところを描いている作品です」と作品への印象を述べた。また川村は、3人が演じたデートセラピストという職業に関して「台本を読み込むにつれて、人間の闇も含めて深いところを見てらっしゃるんだなと思い、すごくリスペクトが生まれました」と口にした。

川村壱馬

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イベント中盤には「中川監督が選ぶ『MY (K)NIGHT』名シーン&迷シーン」というコーナーが展開された。1つ目に、川村が出演した病院の渡り廊下でのシーンを取り上げた中川は「自分は、壱馬という人間の激しさとか繊細さ、その奥にある美しさとかをなるべく捉えたいと思ったんですね。穂志もえかさん演じる女性に対してパーソナルなことを伝えるシーンで『あくまで刹那というキャラクターの中で、壱馬の思いをぶつけてほしい』と言ったら、しばらくして壱馬が『こんなセリフ考えたんですけど聞いてくれる?』と。話し出したら3分ぐらいあった」と驚いたエピソードを明かす。続けて中川は「あれだけのセリフを自分で作ってしゃべるって、普通の俳優さんじゃできないこと。本当にすごいと思いました」と川村を称賛した。

吉野北人

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2つ目に選ばれたのは、刻が安達祐実扮する沙都子を夜の街でリードするシーン。吉野には言わず、ロケ地でスカウトした男性をエキストラとして出演させたと話す中川に、吉野は「台本には『タバコを吸う』というト書きだけだったのに、うしろでぶつぶつしゃべっている方がいて、『えっ!? 撮影中ですけど』みたいな。僕に絡んでもきたので(仕込みだと気付き)、監督やるなあと」と当時の心境を振り返る。この演出について中川は「北人はすごくセンスがいいんで、スムーズにいきすぎると面白くないなと思っていろいろ仕掛けました。そしたら結果的に九州男児っぽさが出た」と新たな一面を引き出せたことに満足げだった。

RIKU

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本作が映画初出演だったRIKUは、経験のある川村・吉野と共演し「(2人は)お芝居への向き合い方がクリエイティブ。監督におんぶに抱っこじゃなくて、こっちから意見を投げて一緒に作っていく姿を目の前で見たときはドキッとした。うちの相方、すごいんですよ!」と声を張る。その言葉を受け、吉野は「RIKUさんもすごい! 自分が最初にお芝居をしたときは緊張しすぎてガチガチだったんですけど、落ち着いてた」とRIKUを評した。また、劇中ではRIKUが撮影した写真が使われているといい、彼は「カメラのセンスが爆発しました。スマホに“イチヤ目線”というアルバムを作って僕が撮った写真を残しているので、ちょっとずつ出していこうかなと思います。そちらもご期待ください」とファンに呼びかけた。

左から吉野北人、川村壱馬、RIKU。

左から吉野北人、川村壱馬、RIKU。[拡大]

最後に川村は「今日が近付くにつれて緊張感と楽しみな気持ちが沸々と湧いていました」、吉野は「公開にわくわくしています」、RIKUは「皆さんの心の中でずっと生き続けたらうれしいな」とコメントし、イベントの幕を引いた。

EXILE HIROが企画プロデュースを担った「MY (K)NIGHT マイ・ナイト」は、12月1日より全国で公開される。なお、本作は第36回東京国際映画祭ガラ・セレクション部門に正式招待されており、川村・RIKU・吉野は10月23日に行われる同映画祭のレッドカーペットに登場する予定だ。

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(c)2023 HI-AX「MY (K)NIGHT」

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