「希望のかなた」などで知られるフィンランドの映画監督、
2017年、「希望のかなた」のプロモーション中に監督引退宣言をし、ファンを驚かせたカウリスマキ。最新作にして復帰作となる「枯れ葉」は、孤独を抱えて生きる男女が、人生最初で最後のかけがえのないパートナーを見つけようとするさまを描いた心優しいラブストーリーだ。今年の第76回カンヌ国際映画祭の審査員賞、国際映画批評家連盟の年間グランプリに輝き、米国アカデミー賞国際長編映画賞部門のフィンランド代表にも選出された。本国フィンランドでは9月15日に劇場公開され、カウリスマキ最大のヒット作「
労働者3部作「
カウリスマキは本作について「取るに足らないバイオレンス映画を作っては自分の評価を怪しくしてきた私ですが、無意味でバカげた犯罪である戦争の全てに嫌気がさして、ついに人類に未来をもたらすかもしれないテーマ、すなわち愛を求める心、連帯、希望、そして他人や自然といった全ての生きるものと死んだものへの敬意、そんなことを物語として描くことにしました」とコメントをつづっている。
「キートス!! カウリスマキ Blu-ray BOX」はプライスダウンして12月6日に発売。Part1には「
「枯れ葉」は東京・ユーロスペースほか全国で公開。
アキ・カウリスマキ コメント
取るに足らないバイオレンス映画を作っては自分の評価を怪しくしてきた私ですが、無意味でバカげた犯罪である戦争の全てに嫌気がさして、ついに人類に未来をもたらすかもしれないテーマ、すなわち愛を求める心、連帯、希望、そして他人や自然といった全ての生きるものと死んだものへの敬意、そんなことを物語として描くことにしました。それこそが語るに足るものだという前提で。
この映画では、我が家の神様、ブレッソン、小津、チャップリンへ、私のいささか小さな帽子を脱いでささやかな敬意を捧げてみました。しかしそれが無残にも失敗したのは全てが私の責任です。
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高田世界館 @takadasekaikan
「無意味でバカげた犯罪である戦争の全てに嫌気がさして、ついに人類に未来をもたらすかもしれないテーマ、すなわち愛を求める心、連帯、希望、(…)、そんなことを物語として描くことにしました」
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