本作は、アスペルガー傾向(発達障害グレーゾーン)にある45歳の女性・楠木一葉を主人公とした物語。母親の一周忌で叔父に言われた「子供はもう作らないのか」の一言に大きく揺れる一葉は、生理も来なくなって子供は作れないと言い放つも、彼女の目には子供を欲しがっている夫・大地の姿が映る。流産した経験もあり子作りに前向きになれず、自分がアスペルガー傾向にあることに悩みを持つ一葉。養子を取ることも薦められるが、一葉と大地の関係は次第にずれていく。
瑚海のほか、
また映画監督の
映画「99%、いつも曇り」予告編
瑚海みどり コメント
「自分もだけどあんたもアスペルガーだと思うよ」と15年前に言われた衝撃的な言葉がこの映画を生んだ。実際に発達障害傾向の人たちのコミュニティに参加してみると、職場に馴染めない、どうしてもミスを連発する、なかなか自分に合う仕事に巡り合わず職場選びに悩んでいるなど、取材してわかった。人と話が噛み合わない、空気が読めないとか…なるほどなるほど。アメリカ人の友人に聞いてみるとアメリカにはそんな人は沢山いる、と。
小さな社会で、いつでも周りの顔色を伺いながら、小さな頭をぐるぐるさせて人間関係の難しさにぶち当たっている。生きるって本当に大変。それは発達障害傾向であろうとなかろうと、みんな同じ。それなら、もう少し想像力を働かす努力をしてみようか。みんな誰もが凸か凹で、凸凸凹凹で。
行定勲 コメント
想い合っていても人間は、すれ違ってしまう。相手の気持ちに立って、優しくしてあげることはとても難しい。映画を観ている間、ずっと胸が痛かった。ASDを認識する主人公の生きづらさは社会の乏しい部分を浮き彫りにする。主人公を演じた瑚海みどりの説得力あるキャラクターに圧倒され、夫役の二階堂智の誠実さに涙した。
人間の心と希望を映し出そうとしたスタッフに拍手を送りたい。
渡辺えり コメント
今回のガラスの動物園のローラが結婚したような映画は、社会と戦いながら、なんとか頑張ってきた人の胸に響くと私は思う。
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行定勲&渡辺えりも称賛、瑚海みどり監督・主演作が東京国際映画祭に出品(応援コメント / 予告編あり) https://t.co/okHAAZgZCT
「99%、いつも曇り」
本作は、アスペルガー傾向(発達障害グレーゾーン)にある45歳の女性・楠木一葉を主人公とした物語
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