映画「
本作は、トランスジェンダー女性として体と心の葛藤を抱えながら生きる凪沙が、母の愛を知らずに育った少女・桜田一果と出会い、心を寄せ合う姿を描く物語。草なぎが凪沙、服部樹咲が一果を演じ、
2020年9月25日に封切られ、現在でもロングラン上映されている「ミッドナイトスワン」。草なぎは公開当時を回想し「3年前の舞台挨拶で『#草なぎ剛代表作』って見切り発車で言ってみたんですよ。そうしたら本当にそうなりました。言霊というか、言ってみるもんですよね」と話し、「3年も経っているのに、こうやって舞台挨拶に立てることは人生の中でもまれなこと。今日は記念日で、皆さんにもきっといいことがあると思います」とにこにこと語る。続けて「新しい地図を広げて間もない頃に制作した映画。周りが盛り上げてくれたおかげで演じ切れましたし、僕にとって大きな作品になりました。僕だけが今日舞台挨拶に立って申し訳ない気持ちもありますが、みんなの代表としてうれしさを噛み締めたいです」と述懐。TOHOシネマズ 日比谷で9月27日から「ミッドナイトスワン」のポストカードが配布されることが発表されると、草なぎはすかさず「普通今日からですよね? 間に合わなかったの?(笑)」とツッコミを入れ、観客を笑わせた。
イベント中盤には、草なぎが主演、
草なぎが用意してきたカンペを堂々と見ながら「冤罪から始まる復讐の映画です。そこに親子の愛と誇りが描かれます。これ言わないと怒られるんですよ(笑)」と紹介すると、客席から大きな笑いが起こる。カンペを仕舞った草なぎは「自分の言葉で話すと、すごく感情が渦巻く話なんです。僕の役はめちゃくちゃ古臭い人間で、一度決めたことは曲げられない。流されない気持ちがめちゃくちゃ大事なことを訴えかけてきます」と熱く語った。そして大きなスクリーンに映し出された新キャストの顔を眺めつつ「キョンキョン(小泉今日子)は僕が若いときにお世話になって。17年前に僕の舞台を観にきてくれた際に、Tシャツをもらったんです。引っ越すたびにそのTシャツだけは持っていて。今回17年ぶりにサインをもらいました! それが撮影で一番感動したことですね」と思い返す。
また「工くんの演じる役はこだわりが強過ぎて! 憎たらしいの!(笑) 格之進もこだわりが強くてぶつかるわけですよ。そこも映画の見どころです」と話し、「中川くんが演じる役もこだわりが強い。だから格之進とぶつかるんです。僕の娘にちょっと気持ちがあったりして。見どころ満載の映画です」とアピール。さらに清原扮する一人娘・お絹を「(格之進にとって)光のような存在ですね」と表現し、「清原さんがすごく繊細なお芝居をされていて、本当にぽろっと、おこがましいんですけど『いいお芝居だね』って言ってしまったの。そういうの逆に失礼なんですけど、思わず。かわいい娘です。観てもらいたいです」と目を細める。
最後に「こういうことはなかなかないこと。映画でもなんでも毎日こつこつやるしかないと思ってます。それが振り返ったときに大きなものになる。『ミッドナイトスワン』とともに、みんなとちょっとずつ人生を歩んでいければ」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。
「碁盤斬り」は2024年5月よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。
※草なぎ剛のなぎは弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記
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【舞台挨拶レポート】草なぎ剛「ミッドナイトスワン」公開3周年喜ぶ「僕にとって大きな作品」(写真11枚) https://t.co/ihofnwEXZ9
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