「アンダーカレント」今泉力哉が真木よう子との初タッグ回想「役にのめりこんでいく」

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映画「アンダーカレント」の公開を記念した「今泉力哉映画祭り(通称:RIFF)トークイベント」が9月23日に東京・YEBISU GARDEN CINEMAで行われ、監督の今泉力哉とライター・編集者の門間雄介が登壇した。

「今泉力哉映画祭り(通称:RIFF)トークイベント」の様子。

「今泉力哉映画祭り(通称:RIFF)トークイベント」の様子。

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YEBISU GARDEN CINEMAでは、10月5日まで今泉監督作のリバイバル上映が開催中。今回のトークイベントは、2019年に公開された映画「愛がなんだ」の上映後に実施された。「愛がなんだ」について今泉は「潤沢な予算や撮影日数があったわけではなかったけれど、キャスティングを含めて理想的な人材が集まって、想像以上の人に観てもらえた作品にもなった。ヒットしたときは喜び以上に、これで自分の過去作品も観てもらえるぞと思った」と回想する。

今泉力哉

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本イベントに合わせ、SNSでは「#今泉推し映画」が募集され、2021年に公開された映画「街の上で」が第1位に輝いた。本作で主演を務めた若葉竜也に関して今泉は「ほかの人とは別格で、俳優としての能力値が飛び抜けている。キャラクターの捉え方の層がほかの人とは違っていて、自分の想像の2個ぐらい上で来る」と絶賛する。

門間雄介

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続いて、新作「アンダーカレント」の話題に。門間は「これまでの今泉さんらしい恋愛劇とはまるで違う。軽やかで瑞々しい恋愛映画のイメージとは正反対で、重くて影があり、陰の部分を深く突き詰めている素晴らしい作品」と感想を伝える。今泉は「いつどこでどのシーンの本直しをしたのか明確に覚えているくらい、絶対に面白くしたいと思った。群像劇的な作品だけれど、人が人と向き合うことを描いている映画。自分の作品でいうと『退屈な日々にさようならを』とある種の類似がある」と説明した。

左から門間雄介、今泉力哉。

左から門間雄介、今泉力哉。[拡大]

今泉は「アンダーカレント」の主演・真木よう子との初タッグを「細かい話をして衝突したこともあるけれど、とても面白かった。真木さんは器用ではないし、役にのめりこんでいくタイプ」と振り返る。また彼は原作のある作品を実写化する際のこだわりとして「ファーストシーンとラストシーンは大事。原作がどんなに素晴らしいラストであっても、 原作とそのまま同じように終わることはなく何かを足す。ラストは区切りでしかなく、映画を観た観客がその後も物語が続いていると思ってくれるよう気を配っている」と口にした。

豊田徹也によるマンガを実写化した「アンダーカレント」は10月6日に全国で公開。真木のほか、井浦新、リリー・フランキー、永山瑛太、江口のりこらが出演した。

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映画「アンダーカレント」予告編

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今泉力哉 @_necoze_

おそろいすぎた。格好 https://t.co/fBUma3iFOy

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