関西弁の姉弟演じた安藤サクラと山田涼介、大阪でレッドカーペット歩く

「BAD LANDS バッド・ランズ」の公開直前プレミアイベントが9月22日に大阪・天王寺公園のてんしばで行われ、キャストの安藤サクラ、山田涼介（Hey! Say! JUMP）、監督の原田眞人が登壇。1000人の観客が集まる中、映画のロケ地にもなった大阪でレッドカーペットを歩いた。

安藤は「こんばんは～!! とてもうれしいです！ 大阪に来たからには楽しめたらと思います！」、山田も「めっちゃくちゃ面白い映画なので絶対に観てください！」と挨拶。原田はプロ野球で関西を本拠地とする阪神タイガースとオリックス・バファローズがともにリーグ優勝を飾ったことを祝福し、「映画の中にもタイガースとバファローズが出てきますのでじっくりと観てください（笑）」と呼びかけた。

本作は特殊詐欺に加担する姉弟が、思いがけず“億を超える大金”を手にしたことでさまざまな巨悪に追われるクライムサスペンス。受け子のリーダーとして生きる姉のネリを演じた安藤は「そこで撮影してたんですよ！ そこのカフェにも！ 戻ってきたなーって感じでうれしいです」と撮影を思い返す。もともと原田には怖い印象を持っていたそうだが「台本を読んで本能がやりたいと言っていて、実際はすごい素敵な現場で本当にこの時間を経験できてよかったです」と笑顔で振り返った。「燃えよ剣」以来2回目の原田組となった山田は「原田監督の現場って刺激的で、ピリッとする瞬間はあるけど、安藤さんと原田監督の息が合っていたので、監督はにこやかに過ごされてました。安藤さんがいなくなるシーンだとピリついてましたね（笑）」と裏話も交えながら語った。

全編に渡って関西弁で撮影に臨んだ2人。安藤が「超大変だった！ ものすごいがんばりました」と話し、山田も「今日は朝から番宣をして、大阪出身の方からも違和感がないと褒めていただきました」と満面の笑みで明かす一幕も。原田は「最初にイメージしていたのは大阪弁のフィルムノワール。2人が演じていると音のよさがありましたね。本当に素晴らしかった。この2人がいれば俺が現場にいなくても映画が成立していたと思いましたね。無茶なことにも応えていただいたので監督冥利につきます」とたたえた。

最後に山田は「舞台は大阪ですけど、全国どこで観てもかっこいい作品になってます。陰で生きる2人の生きざまを劇場で観てください」とメッセージ。安藤も「本当にこの映画は関西の皆さんのお力添えをいただきました。めっちゃ面白い作品になっています。評判もすごいです。ぜひ皆さんに観ていただきたいので同じ雨に打たれましたし、一緒に叫んだし、皆さんも共犯者です！ この映画を伝えてくれたらうれしいです。宣伝してやー！」と挨拶し、イベントの幕を閉じた。

黒川博行による小説を映画化した「BAD LANDS バッド・ランズ」は9月29日より全国でロードショー。