劇作家・八木橋努が監督、映画「他人と一緒に住むという事」12月に公開

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劇作家・八木橋努が監督、脚本、編集を担当した映画「他人と一緒に住むという事」が東京のシアター・イメージフォーラムで12月2日に公開される。

「他人と一緒に住むという事」ポスタービジュアル

「他人と一緒に住むという事」ポスタービジュアル

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「他人と一緒に住むという事」場面写真

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「他者」とともに暮らすことによって湧き上がる欲望と、「他者」との摩擦を経て本当の自分の居場所を探し始める人々を描く本作。森田コウ芦那すみれ山下剛史橋本利明若松朋茂裕紀らが出演した。

YouTubeでは予告編が公開中。本作を鑑賞した矢田部吉彦、中島歩徳永京子向井康介のコメントを下記に掲載した。

映画「他人と一緒に住むという事」予告編

矢田部吉彦(前東京国際映画祭ディレクター)コメント

なんだこれは、と最初に呻いた。
下衆と呼ぶにはあまりに印象的な人物たち。
大震災の余波の中、最もダウン・トゥー・アースな、
最も底辺な、最も人間的な映画ではないか。
何よりも、主人公の強烈な印象が肌に
まとわりついて離れない。
類似作品を思い付かない怪作にして、快作だ。

中島歩(俳優)コメント

うまくいかない人 うまくいかなくなった人
うまくいかなくなった世界
それを八木橋さんはじっと見ていて、
淡々と表現し続けています。

徳永京子(演劇ジャーナリスト)コメント

「人生が上手く行かない原因はあなた自身にある」
と言いたくなる人達ばかりの物語を少し離れて見てみると、
実は大きな震災の映画だった。不器用にも感じられるテンポで
これを成し遂げた八木橋監督に、驚愕している。

向井康介(脚本家)コメント

自分が生きている日常とあまりにも地続きな世界がスクリーンの中に広がっていて、こんなに冷や汗をかきながら観た映画も久しぶりです。登場人物みんな、一人残らず抱きしめたい。

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