本作は、スランプ中の小説家・荒木を主人公とした「メタファンタジー“私”映画」。昼も夜も街をさまよい歩く荒木は、突然の母の再婚に戸惑う娘、子供ができず悩む夫婦、思い込みの激しい恋愛狂の女たちなど、“今を生きる人々”の姿を見つめ執筆を進めるが、自身の現状を反映したかのように、小説も停滞してしまう。俳優として「Noise ノイズ」に出演し、照明部として「鈴木さん」に参加するなど、さまざまな角度から映画に携わってきた鈴木が、主演の
出演は新井をはじめ、
映画「めためた」予告編
鈴木宏侑(監督)コメント
「めためた」は脚本・主演の新井秀幸と立ち上げた企画です。「感情を撮る映画を作りたい」そこから始まりました。どうすれば映画に出演してくれる方々の感情をカメラに収める事が出来るのか、そしてその撮れた素材がどうすれば映画として成立するのか、断片的なシナリオを元に撮影しては編集、また撮影しては編集を繰り返しながら完成させた映画です。1本の道を最短ルートで完成させたと言うよりは色々な方向にトライ&エラーしながら作りました。決して器用な作り方とは言えないです。効率化・最適化を求められる世の中ではありますが、このような映画の作り方があって良いと思っています。映画祭や試写会で観て頂いた方の感想を聞くと賛否分かれる作品となっています。
これから「めためた」が自分達の手を離れてどう羽ばたいて行くのか楽しみです。
新井秀幸(脚本・主演)コメント
生身の人間の感情、言葉、行動をカメラで捉えること、それを映画として物語る。
そんな概念だけで始まった今作は、失敗や工夫、試行錯誤を繰り返し、今の形になりました。
そして、映画を製作する為には何が必要なのか僕に教えてくれました。
この映画の型に嵌まらないエネルギーが観客の皆様にどこまで届くのか、今から楽しみです!
瀬々敬久(映画監督)コメント
挑戦していると思った。 メタな映画で、 めためたになってもいい。 そんな作り手の気概が伝わってくる。
静謐で緊張感ある始まりから、 俳優たちの自由なやりとり、
そして一切合切をとり払うかのように突き抜けるダンスシーン、 嗚呼、これはもう紛れもなく映画なのだ。
山内ケンジ(城山羊の会 / 映画監督)コメント
俳優たちは覚えたセリフではなく、 その場の反応で対話をしている。 極めてリアルである。
それだけじゃない。 めためたな恋愛劇のリアルがメタなのだ。
面白かったです。
相田冬二(Bleu et Rose / 映画批評家)コメント
修羅場でダンスする。
修羅場がダンスする。
ダンス・ダンス・ダンス。
映画進化のトランスフォーメーション!!!
鈴木宏侑の映画作品
リンク
相田 冬二(Bleu et Rose) @aidatoji
新人監督の『めためた』という映画を観ました。メソッドみたいな正しさが横行している中、曇り空の明るさ・晴天の土砂降りなど、人間の気分の不確かさを、ありきたりの明暗に支配されることなく、果敢に、でも当たり前に撮った作品で、感銘を受けました。11.25公開。観てね。
https://t.co/yKBANTv7H3