義足モデルの心の変化を捉えた「シンデレラガール」公開、主演は伊礼姫奈

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進行性筋ジストロフィー(PMD)と診断されたモデル・森山風歩らが監修した映画「シンデレラガール」が全国で公開される。

「シンデレラガール」ポスタービジュアル

「シンデレラガール」ポスタービジュアル

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本作は「子宮に沈める」「飢えたライオン」を手がけた監督・緒方貴臣の最新作。「義足は障害の象徴」とネガティブに捉えていた義足のモデルやそのマネージャーが、ポジティブに捉えられるようになるまでの心の変化が描かれる。また、女性の潜在意識にある「依存的願望」を指摘したシンドローム、シンデレラコンプレックス(Cinderella complex)も題材としており、「魔法」や「白馬の王子様」に依存した前時代的女性像である「シンデレラ」へのアンチテーゼ的作品でもある。

主人公・音羽を演じたのは「推しが武道館いってくれたら死ぬ」で主人公が推すアイドルに扮した伊礼姫奈。音羽の人生に大きな影響を与えるファッションデザイナー・五十嵐に「淵に立つ」「よこがお」の筒井真理子が扮し、マネージャー役で辻千恵、看護師役で泉マリン、医師役で太田将熙、母役で輝有子吉井有子)が出演した。さらに音羽と一緒にTikTok動画などを撮影する仲良しグループのメンバー役で佐月絵美三原羽衣田口音羽が集結。撮影監督を「淵に立つ」「よこがお」「飢えたライオン」などの根岸憲一が務めた。

「シンデレラガール」は11月18日より東京・K's cinemaほか、栃木・小山シネマロブレ、愛知・シネマスコーレ、京都・アップリンク京都、兵庫・元町映画館など全国で順次公開。主演の伊礼、監督の緒方によるコメントは以下に掲載している。

伊礼姫奈 コメント

初めて監督とお会いした時から、監督の持っている世界観に惹かれました。それと同時に、その広がる世界に自分がついて行くことが出来るのか不安もありましたが、丁寧に言葉で伝えてくださり、分からないところは一緒に答えが出るまで考えてくださる姿に安心を覚えました。のびのびと音羽を等身大で演じることが出来たと思います。

「義足」という今まで演じたことの無い、難しいテーマではありましたが、当事者の方にお話をお伺いしたり、沢山勉強して撮影に挑みました。映画に散りばめられたメッセージを劇場で受け取っていただけたら嬉しいです。

緒方貴臣(監督・共同脚本)コメント

これまでの作品は、「胸糞悪い映画」とか「2度と観たくないけど、みんなに観てほしい映画」などと言われ続けてきました
そういった作品を特に目的にしていたわけではなく、それぞれの題材に合った構造と描き方をした結果でした
そして、新作「シンデレラガール」も、その題材にふさわしい作りをしています
今までの作品とは違うアプローチ、試みをしていますので、
この映画がどのように受け止められるのか今から大変楽しみです
緒方貴臣版「シンデレラ」をぜひ劇場で体感してみてください!

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(c)2023映画『シンデレラガール』製作委員会

読者の反応

JAZZ喫茶映画館 @EigakanJazz

田中マコト氏から虎太郎にお花のプレゼント。田中氏もハンサム君がいつも側にいると感じられるそうで。そこも共通の猫の持つ偉大さ。@makoto_tanaka 今は新作映画「シンデレラガール」@C_G_2023 監督:緒方貴臣の作曲を担当。
https://t.co/9y3lR8QtE5 https://t.co/TiYiCJXL5h

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