ドラマ「ハヤブサ消防団」クランクアップ、中村倫也「学園ドラマよりうるさかった」

ドラマ「ハヤブサ消防団」がクランクアップ。キャストの中村倫也、満島真之介、福田転球、梶原善、橋本じゅん、生瀬勝久らのコメントが到着した。

池井戸潤の小説「ハヤブサ消防団」をもとにした本作は、亡き父の故郷・ハヤブサ地区へ移住したミステリー作家・三馬太郎が、地元の消防団に加入したことを機にさまざまな怪事件に遭遇していくさまを描く物語。5月半ばにクランクインした本作だが、太郎役の中村をはじめとする消防団員役のキャストたちは、消火活動の特訓を受けるなど撮影前から準備を開始した。そんな彼らのラストカットは、最終話の消防訓練シーン。クランクイン当初とは見違えるほど消防操法も上達した一同が最後の演技を見せ「以上をもちましてオールアップです！」という声が響くと現場は大きな拍手に包まれた。

中村は「僕は若い頃、学園ドラマに出演したことがありますが、この現場、学園ドラマよりうるさかったですね（笑）。でも何よりも先輩方が撮影を楽しんでくださっていることがうれしかったですし、とても光栄でした。チームワークもバランスも素晴らしい、本当に奇跡的とも言えるメンバーが集結し、その座組で“真ん中”を務めさせていただいたことに毎日幸せを感じていました」と述べ、「暑かったり、撮影に時間が掛かって真っ暗になってしまったりと大変なことはさまざまありましたが、僕は“オジサン”が好きなのですごく楽しかったです（笑）」と振り返る。そして、「生意気かもしれませんが、今回、真ん中から目にした景色はハヤブサの大自然に負けないくらい美しくて……本当に“誇れる現場”でした」と伝えた。

また満島は「最高の先輩たちに囲まれて、久しぶりに僕が一番歳下という現場でしたが、毎日撮影に行くのが楽しみで楽しみで仕方なくて、早く明日になれ、明日になれ……と、小学生気分で過ごしていました。実は、これまであまり明るい役を演じたことがなくて、自分の中では挑戦の日々ではあったのですが、先輩方にいろいろご指導をいただき、毎日が勉強になりました。これからもまた絶対にお会いできると思うので、成長した姿を皆さんに見せていきたいと思います」と意気込んだ。そのほかのキャストのコメントは下記に掲載している。

「ハヤブサ消防団」はテレビ朝日系で毎週木曜21時からオンエア中。香坂隆史が脚本を手がけ、常廣丈太、山本大輔らが演出を担当している。

木曜ドラマ「ハヤブサ消防団」

テレビ朝日系 毎週木曜 21:00～21:54

中村倫也 コメント

スタッフ、キャストの皆様、お疲れ様でした。ボランティアの消防団の皆様もキャストの一員かなと思うぐらい最後まで走り回ってくださって……重ね重ねご協力ありがとうございました。
僕は若い頃、学園ドラマに出演したことがありますが、この現場、学園ドラマよりうるさかったですね（笑）。でも何よりも先輩方が撮影を楽しんでくださっていることがうれしかったですし、とても光栄でした。チームワークもバランスも素晴らしい、本当に奇跡的とも言えるメンバーが集結し、その座組で“真ん中”を務めさせていただいたことに毎日幸せを感じていました。日々暑かったり、撮影に時間が掛かって真っ暗になってしまったりと大変なことはさまざまありましたが、僕は“オジサン”が好きなのですごく楽しかったです（笑）。
実は、座長として“真ん中”から見る景色ってすごく広くて、みんなのちょっとしたコンディションや働きぶりなど細かいところまで意外とよく見えるものなんです。そういう意味では、生意気かもしれませんが、今回、真ん中から目にした景色はハヤブサの大自然に負けないくらい美しくて……本当に“誇れる現場”でした。

満島真之介 コメント

皆さんありがとうございました。たくさん愛していただきました。（一同から「え？」とツッコまれ……）いや、このツッコミこそが“愛”なんです（笑）！ 最高の先輩たちに囲まれて、久しぶりに僕が一番歳下という現場でしたが、毎日撮影に行くのが楽しみで楽しみで仕方なくて、早く明日になれ、明日になれ……と、小学生気分で過ごしていました。
実は、これまであまり明るい役を演じたことがなくて、自分の中では挑戦の日々ではあったのですが、先輩方にいろいろご指導をいただき、毎日が勉強になりました。これからもまた絶対にお会いできると思うので、成長した姿を皆さんに見せていきたいと思います。
それにしても、いやあ寂しい……。これからどうしようかな……という思いです。でも世の中には“団”が付くものがたくさんありますので、「ハヤブサ〇〇団」、続編を期待しております！

福田転球 コメント

皆さん、長いことお疲れさまでした。“居酒屋△”の店主を演じさせていただきました。第7話でアビゲイル教団の皆さんに押されて店名が“〇”になりかけるところでしたが（笑）、“△”のままで終わることができ、今、ここにいられてよかったです。クランクアップの日に呼んでいただき、ありがとうございました。

梶原善 コメント

ご協力くださった消防団の皆様、いつもありがとうございました。暑さが日に日に増していき、毎日毎日、本当に暑かったですが、現場はものすごく楽しかったです。それはスタッフと“ナイスキャスト”のおかげだと思っております。そして、諸先輩方がうるさい中（笑）、主演の倫也くん、座長ご苦労様でした。またどこかで一緒になることと思いますが、皆さんよろしくお願いします。

橋本じゅん コメント

皆様、ひと夏、本当にお疲れ様でした。最近、塾のチラシがよく入っていて「夏は子どもを大きくする」みたいなことが書いてありますが（笑）、私自身、サバイバルなキャンプをみんなで楽しくやり切ったなという感覚で、これで皆さんに会えなくなるのが本当に寂しくて、明日からどうしたらいいのか、不安のほうが大きいです。でも先日、「ハヤブサ消防団」のオンエアを観たら、1人の視聴者としてただただ次週が待ち遠しくて……。まだあと2話放送がありますので、キャストのこと、皆さんのことを思い出しながら過ごせるのは幸運だと思っています。
キャスト、スタッフ、応援してくださった消防団の皆様、誰1人欠けてもこの現場にはならなかったなと思います。奇跡的な時間を与えてくださって、本当にありがとうございます。こんな気持ちになれたのは、初回の消火シーンでの監督の「ワンカットでいきましょう」という決断。その揺るぎなさからすべてが始まったと思います。彼の英断に、心からの敬意と拍手を送ります。

生瀬勝久 コメント

お疲れ様でした。今回は、古い友人で関西時代から一緒にやってきた（橋本）じゅんくんや昔からの知り合いの（梶原）善ちゃんと一緒なのがうれしくて、さらに（中村）倫也くんが的確にツッコんでくれることに甘えてしまって、毎日、ボケたおしておりまして……。現場がうるさかったのは申し訳なかったです（笑）。でもそういうにぎやかな現場だったからこそ、最後まで自分も楽しく仕事ができたと思います。
キャストの皆さんもスタッフの皆さんもまた別の現場に行かれると思いますが、ひと区切りということで、またどこかでお会いして楽しい時間を一緒に過ごせればと思います。ボランティアの消防団の皆さんも毎回、撮影を温かく見守ってくださって、暑い中、本当にお世話になりました。

常廣丈太（演出）コメント

最初に「ハヤブサ消防団」の企画が立ち上がったとき、スタッフでハヤブサ地区という町の構想を練っていたのですが、ロケ地の皆さんのご協力やキャストの皆さんの意見もいただいて、そういう“総合値”でできあがった作品だと思っています。本当は1人ひとりハグして「ありがとう！」と言いたいのですが、汗びしょびしょなのでやめておきます（笑）。
ハヤブサの世界から去らなければいけないのが寂しいですが、本当にいい町、いい人たちに出会うことができました。