韓国映画「
1980年代を舞台にした本作の主人公は、安全企画部(旧KCIA)の海外班長パク・ピョンホと国内班長キム・ジョンド。組織内に入り込んだスパイを探し出す任務を任された彼らが、緊迫した状況下で大統領暗殺計画を知り、巨大な陰謀に巻き込まれていく。Netflixシリーズ「イカゲーム」への出演で知られるイ・ジョンジェがパク、「私の頭の中の消しゴム」の
会場にイ・ジョンジェが登場すると客席からは大きな歓声が。イ・ジョンジェはにこにこと会場を見渡しながら「日本で僕の作品が公開されるのは久しぶりです。日本の観客の皆さんと過ごすことができてうれしいです」と喜ぶ。また、本作が初監督作になったことに触れ「実は最初は自分でシナリオを書くつもりはなかったんです。でも作家、監督が決まらなかった。『これは映画化するのは難しい、観客から愛される作品にするのは難しい』と言われました。ただ、僕は誤った信念によって苦痛がもたらされ、その信念を正していこうとする姿を描くことができれば面白くなると期待していたんです。そして勇気を出して、監督をしようと思いました」と制作経緯を振り返った。
盟友であるチョン・ウソンとダブル主演を務めたイ・ジョンジェは「親しい同僚であり、友人であり、ご近所さんであり、なかなか複雑な関係です(笑)」と語り会場を和ませてから、「本当にかっこいい俳優なので、チョン・ウソンさんをかっこよく撮りたいという一心で撮影しました。どうすればより正義感にあふれ、より迫力のある男として描けるのか、そして痛みを余韻として残せるのか。悩みながら1シーン、1シーン撮影しました」と思い入れたっぷりに回想する。
イベント中盤には「日本で楽しみにしていることは?」という質問が飛ぶ場面も。イ・ジョンジェは「おいしい食べ物がたくさんあるので、なるべく食べて帰りたいです。タイトなスケジュールなんですが、お寿司屋さんもすでに予約してあります。先ほどもかつサンドをバッグの中に忍ばせました(笑)」と茶目っ気たっぷりに明かした。
最後にイ・ジョンジェは「コロナ禍で韓国と日本を行き来するのが難しい中でも、韓国でイベントを開催すると日本からファンの皆さんが来てくださっていました。とても感謝しています」と口にし、「現在、『イカゲーム』シーズン2の撮影中なので、こんなふうにお会いするのは難しいかもしれないと思っていました。でも僕にとって、日本のファンの方に直接お目にかかるのは特別な意味のあること。なので『イカゲーム』のチームにねだって、2日間だけスケジュールをもらいました。お会いできて本当にうれしいです」と笑顔で会場を見上げ、イベントの幕を引いた。
「ハント」は、9月29日より東京・新宿バルト9ほか全国でロードショー。
「ハント」本予告
イ・ジョンジェの映画作品
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