8月23日に発売された本書は、デビュー10周年の節目となる藤原が、本格的に俳優活動をスタートさせた20歳から現在までの俳優人生や幼少期のことを自身の書き下ろしでつづったもの。上京したての役者の道に進む以前のこと、俳優としての現場への向き合い方、10年間での人や作品との出会いを秘蔵資料とともに公開。さらに、一問一答や一人旅の記録などのページも用意された。
現在の心境を問われた藤原は「率直に、恥ずかしいですね。パーソナルなことをいっぱい書いちゃったんで。うれしさももちろんあるんですけど、そわそわして寝付けない日が続いてます」とはにかむ。今年に入ってから4、5カ月かけて約10万字書き下ろしたという彼は、「その間、演技の仕事はけっこうお休みしていたので、『自分は何者なんだろう』と役者の自分を忘れて書くことに没頭していたんですが、大変でした」と語り、「自分がまだ30歳なんで、家族のことや恋愛の話など、振り返るのがまだ早いなって思うこともいくつかあって。また10年経ったら、30歳のときに書けなかったことも書けるのかなと」と発見があったことを口にした。
執筆する中で幼少期についても振り返った藤原。現在の仕事につながっていることがあるか問われた彼は「子供のときから映画が好きだったんだなと再認識しましたね。僕はジャッキー・チェンがめっちゃ好きで、小学校のときは、電柱を相手にカンフーをしながら登校してました」と明かす。また「小学4年生ぐらいのクラス文集に、将来の夢を書くコーナーがあって。そこに『ジャン=クロード・ヴァン・ダムか消防士』って書いてあった。小さい頃から俳優になりたかったんだなって思います。アクションスターは無理だったんですけど」と笑みをこぼした。
一問一答の企画ではファンから質問を募集した。印象に残っている質問を聞かれた藤原は「共演したい俳優さんを聞かれて、勢いで池松壮亮さんと菅田将暉さんって答えたんですけど」と“同世代のトップランナー”だと語る2人の名前を挙げる。しかし数日後、恥ずかしさが込み上げてきたと言い「一度は『やっぱりあの質問消してもらっていいですか?』って言ったんですけど、『まあいいか! これはこれで残しとこう!』と思って残しました。恥ずかしいけど本心です」と述べた。
最後に藤原は「今まで関わってくれた人に恩返しの意味も込めて書きました」と伝え、「あとは、これから俳優を目指す人とか、表現に携わっている人に読んでもらいたいという気持ちもあります。僕がインディーズ映画の出身ということもあって、若い俳優たちから質問やメッセージが日々届くんです。この本を読んでくださったら何かしらの力になれるんじゃないかなと思います」と真摯に言葉を紡いだ。
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【#藤原季節】
本日は初のパーソナルBOOK「#めぐるきせつ 」発売記念イベントでした!
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