映画監督・
同企画では、小津の初期サイレント映画群がオムニバスドラマ形式で現代リメイクされる。田中圭が主演、城定秀夫が脚本と監督を担う「出来ごころ」、柄本佑と吉田康弘がタッグを組んだ「生れてはみたけれど」がラインナップに並ぶ。
1933年公開の「非常線の女」は、当時29歳の小津が監督した和製ノワール。田中絹代演じる昼と夜の顔を持つ情婦が、不良ボクサーと暗黒街で生きる様子が描かれた。
リメイク版では、前田が昼は歯科助手として働き、夜は恋人らと悪事を働くミステリアスな女性・時子役、高良が時子の恋人で荒々しさと繊細さをあわせ持った元ボクサー・拓実役を務める。さらに
前田は「小津監督のサイレント映画のリメイクを作り出すと聞いて心が躍りました。そしてこうして参加できて本当に嬉しいです」と心境をつづる。松本は「撮影当時の小津監督は29歳。企画をいただいたとき、僕も同じ29歳でした。何か運命を感じたのと同時に、こんなチャンスは二度とないと思い、僭越ながら挑戦させて頂きました」とコメントした。
全6話の「連続ドラマW OZU ~小津安二郎が描いた物語~」は、WOWOWで11月12日に放送・配信スタート。
連続ドラマW OZU ~小津安二郎が描いた物語~
WOWOWプライム、WOWOW 4K 2023年11月12日(日)スタート 毎週日曜 22:00~
WOWOWオンデマンド 各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信
前田敦子 コメント
小津監督のサイレント映画のリメイクを作り出すと聞いて心が躍りました。そしてこうして参加できて本当に嬉しいです。時子は愛する人の手を離さないように暗闇の中生き抜こうとしているとても覚悟のいる役でしたが、松本監督が静かにでもしっかり中心に立っていてくれたので現場の熱量がすごくあっという間の7日間でした。声がある作品になった現代版「非常線の女」是非楽しみにしててください。
松本優作コメント
あの小津安二郎監督作品のリメイク。自分なんかがやっていいのだろうかと悩みました。「非常線の女」は90年前に制作された作品です。そこには今も昔も変わらない普遍的なテーマが描かれています。撮影当時の小津監督は29歳。企画をいただいたとき、僕も同じ29歳でした。何か運命を感じたのと同時に、こんなチャンスは二度とないと思い、僭越ながら挑戦させて頂きました。素晴らしいキャスト、スタッフと魂を込めて制作した作品です。是非、ご覧いただけると嬉しいです。
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