イ・チャンドンのドキュメンタリー、予告到着 ユ・アインやソン・ガンホら登場

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特集「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」で上映される「イ・チャンドン アイロニーの芸術」の特別予告編がYouTubeで公開された。

「イ・チャンドン アイロニーの芸術」より、イ・チャンドン本人。(c)MOVIE DA PRODUCTIONS & PINEHOUSE FILM CO., LTD., 2022

「イ・チャンドン アイロニーの芸術」より、イ・チャンドン本人。(c)MOVIE DA PRODUCTIONS & PINEHOUSE FILM CO., LTD., 2022

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「イ・チャンドン アイロニーの芸術」より、ユ・アイン。(c)MOVIE DA PRODUCTIONS & PINEHOUSE FILM CO., LTD., 2022

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「イ・チャンドン アイロニーの芸術」より、ソン・ガンホ。(c)MOVIE DA PRODUCTIONS & PINEHOUSE FILM CO., LTD., 2022

「イ・チャンドン アイロニーの芸術」より、ソン・ガンホ。(c)MOVIE DA PRODUCTIONS & PINEHOUSE FILM CO., LTD., 2022[拡大]

「イ・チャンドン アイロニーの芸術」より、ムン・ソリ。(c)MOVIE DA PRODUCTIONS & PINEHOUSE FILM CO., LTD., 2022

「イ・チャンドン アイロニーの芸術」より、ムン・ソリ。(c)MOVIE DA PRODUCTIONS & PINEHOUSE FILM CO., LTD., 2022[拡大]

フランスのアラン・マザールが監督を務めた「イ・チャンドン アイロニーの芸術」は、43歳で小説家から映画監督に転身したイ・チャンドンのキャリアをさかのぼるドキュメンタリー。予告編にはイ・チャンドン本人のほか、「バーニング 劇場版」に出演したユ・アイン、「シークレット・サンシャイン」のソン・ガンホ、「グリーンフィッシュ」に出演したムン・ソングン、「オアシス」のムン・ソリらが登場する。

このたび「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」に著名人が寄せたコメントも到着。俳優の仲野太賀は「イ・チャンドン監督作品は人間の深部を覗き、人生の悲哀と美しさに魂を震わせ、映画の魔法に魅せられる最上の体験だと思う」、映画監督の西川美和は「私たちには、イ・チャンドンがいるではないか。北極星のように、静かに、いつもそこにある」と述べている。

「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」は、8月25日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次開催。

「イ・チャンドン アイロニーの芸術」特別予告編

イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K

2023年8月25日(金)~ 東京都 ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次開催
<上映作品>
「イ・チャンドン アイロニーの芸術」
バーニング 劇場版 4K
ポエトリー アグネスの詩 4K レストア
シークレット・サンシャイン 4K レストア
オアシス 4K レストア
ペパーミント・キャンディー 4K レストア」
グリーンフィッシュ 4K レストア

いがらしみきお(マンガ家)コメント

イ・チャンドンは大学の先生でもあるが、我々の先生でもあるだろう。
創る前に無駄なことを考えるな、創っている時は集中しろ、創ったあとによく考えろ、と言われているような気がする。
どの作品からもそれを感じる。

仲野太賀(俳優)コメント

初めて「オアシス」を観た時の衝撃が忘れられない。
この映画に触れてしまった僕は、もう観る前には戻る事ができないと思った。
イ・チャンドン監督作品は人間の深部を覗き、人生の悲哀と美しさに魂を震わせ、映画の魔法に魅せられる最上の体験だと思う。

西川美和(映画監督)コメント

四半世紀のうちに、日本の映画も変わり、韓国の映画も変わった。
「イ・チャンドン監督は、別格ですから」「あんな作り方は他にできませんよ」と、韓国の映画人たちも、敬意を込めつつも半ば諦めたように、その人を語る。
けれど、行く道を見失いかけるたびに思い返してきた。
私たちには、イ・チャンドンがいるではないか。北極星のように、静かに、いつもそこにある。
アジアの作り手たちに、誠実さと映画の奇跡を思い出させ、勇気づける。

RHYMESTER 宇多丸(ラッパー / ラジオパーソナリティ)コメント

疑いの余地なくイ・チャンドンは、目下世界で最も重要な映画作家の一人だろう。
なのに例えばその代表作にして圧倒的大傑作たる「シークレット・サンシャイン」も「ポエトリー」も、新たな観客がアクセスしづらい残念な状況が続いていた……その意味で今回の回顧上映には、快哉を叫びたい。
何せ6作(+1)しかないんだから、全部観りゃいいよ!
私自身4Kでの「再発見」を、心から楽しみにしています。

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