セクシャルマイノリティの視点を織り込んだ短歌を発表してきた歌人・小説家の小佐野彈による同名小説を、「桜色の風が咲く」で知られる
YouTubeで公開中の予告には、潤・真奈美・聖也の人生が交差していく様子を収録。到着したポスタービジュアルには「どうしたらわかりあえる?」というコピーが添えられた。10月6日にはムビチケ前売り券(オンライン券)、ムビチケカードが発売される。
矢野は「2年前の夏、松本監督から直接『聖人!映画やろうよ』とお声掛け頂き出演が決まりました。新しい取り組みや準備をして撮影した作品です」とコメント。また錫木は「この作品に生きる3人を見つめ、他の誰の言葉でも無く、個として今をどう感じるかを問うきっかけになれば嬉しいです」、水石は「歪で切ないココロとカラダの重なりを感じていただけたらと思います」とつづる。小佐野、松本のコメントは以下の通り。
映画「車軸」予告編
矢野聖人 コメント
今回「車軸」で潤役を演じています矢野聖人です。
2年前の夏、松本監督から直接「聖人!映画やろうよ」とお声掛け頂き出演が決まりました。
新しい取り組みや準備をして撮影した作品です。
いよいよ公開になるという事で、この作品が飛び立つ時が来たんだと嬉しく思います。皆様是非ご覧下さい。
錫木うり コメント
この作品に出会い、潤、真奈美、聖也という3人の存在が放つそれぞれの人間臭さに強く共感を抱きました。演じた「真奈美」と知り合う上で彼女の飄々と生きる真っ直ぐな眼差しを大切にしながら撮影に挑みました。
この作品に生きる3人を見つめ、他の誰の言葉でも無く、個として今をどう感じるかを問うきっかけになれば嬉しいです。
水石亜飛夢 コメント
自分とはあまり縁のなかった妖艶に輝くホストという職業。 刺激的な世界を日常に落とし込むよう励みました。生き方もセクシュアリティも全く異なる3人。 歪で切ないココロとカラダの重なりを感じていただけたらと思います。
小佐野彈 コメント
「車軸」は歌人の僕が5年前に書いた初の小説であり、その後小説家としても活動するきっかけとなった特別な作品です。形式を無視して1週間で書いた、この粗削りで暴力的な小説には、僕の抱えている切実なものの全てを詰め込みました。それぞれ僕の化身である真奈美と潤、そして聖也が、このたび映像として新たな命を与えられます。スクリーンの中で生きて動き、葛藤する彼らの姿にご期待下さい。
松本准平 コメント
世界がコロナに見舞われはじめた頃、この小説に出会いました。歌人でもある小佐野彈さんの新鮮で大胆な感性を通して、この作品ならば、今・自分たちが生きる場所のことを描くことができると直感し、心躍りましたが、同時にあまりにも複雑な人物たちの有様を捉えることは大変な挑戦でした。精鋭のスタッフによるゲリラ撮影を敢行し、演出方法を根本的に変更しましたが、なによりも、この作品に応え、自分の身心を使って登場人物たちを現してくださった役者の皆様に心から敬意を表します。
この作品が届けられることを幸福に思います。様々なことを感じていただけると嬉しいです。
矢野聖人の映画作品
リンク
水石亜飛夢 @atom_mizuishi
映画『#車軸』に出演させていただきます。
ゲイの資産家×大学生×ホスト
お世話になった眠らぬ街、歌舞伎町。
TOHOシネマズ新宿ほかにて、11/17〜公開です! https://t.co/VmqH11FQgq