本作の舞台は1955年、アメリカ南西部に位置する砂漠の街アステロイド・シティ。隕石が落下してできた巨大なクレーターが最大の観光名所であるこの街に、科学賞の栄誉に輝いた5人の天才的な子供たちとその家族が招待される。子供たちに母親の死を伝えられない父親、映画スターのシングルマザーなど、それぞれがさまざまな思いを抱えつつ授賞式は幕を開けるが、祭典の真最中に宇宙人が到来。軍が宇宙人の出現を隠蔽しようとする中、子供たちは情報を外部へ伝えようと企てる。
フレンドは詩人・カウボーイのモンタナ、ホークは教師ジューンに扮した。インタビュー映像の中でホークは「ウェスは本当に素晴らしい脚本家」と称賛し、「どの人物もしっかり書き込まれているから(どんなキャラクターなのか)手に取るようにわかる」と語る。フレンドも同意し「モンタナというキャラクターがまるで生き別れになった愛しい兄弟のように感じられた」と述懐した。
役作りについて問われたフレンドは、ケイリー・グラントがクラーク・ゲーブルふうにカウボーイを演じたらどうなるか想像して撮影に臨んだと話す。一方、ホークは身近な存在を参考にして演じることが多いと明かし「とても優しく聡明で快活な楽観主義で、子供も朗らかになるような先生だった」と、本作でイメージした小学2年生のときの先生について語った。
また、ホークは「通常であれば映画の撮影現場はすごく孤独」と述べ「(アンダーソンの現場では)無駄と孤独な時間が極限まで削ぎ落とされる。そして孤独な時間がにぎやかな意見交換の場や交流の場になる」と撮影現場の様子についても振り返っている。
「アステロイド・シティ」は9月1日より東京・TOHOシネマズ シャンテ、WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)ほか全国で公開。フレンド、ホークのほかジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクスらもキャストに名を連ねた。
映画ナタリー @eiga_natalie
ルパート・フレンドとマヤ・ホークが「アステロイド・シティ」の撮影現場や役作り語る
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