eスポーツは、 コンピューターゲームやビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。日本でもファン人口が近いうちに1000万人を超えると見込まれ、IOC(国際オリンピック委員会)主催の世界大会も開かれるなど、正式なスポーツとして認められている。
「PLAY!」は金髪にピアス、見た目はヤンチャなeスポーツビギナーの郡司翔太と、けがによってバスケットボールをあきらめた天才ゲーマー・田中達郎を中心にした物語。翔太は学校の壁に貼られた「“全国高校eスポーツ大会”メンバー大募集」という勧誘ポスターに惹かれ、1学年先輩の達郎に連絡する。達郎は1チーム3人編成のロケットリーグにエントリーするため、Vチューバー好きのクラスメイトを強引に誘い、チーム「アンダードッグス(かませ犬)」を結成。本来なら学校生活で交わることのなかった3人は、次第に競技に魅せられ、練習を重ね、東京での決勝戦を目指す。
企画・プロデュースはゲーム「天外魔境」「サクラ大戦」やアニメ「魔神英雄伝ワタル」などを生み出したマルチクリエイターの広井王子が担当。脚本はドラマ「マルモのおきて」の櫻井剛が手がけた。配給はハピネットファントム・スタジオが担当する。
翔太を演じる奥平は「この映画で、ゲームが好きな方にはもちろん、あまりゲームのことを知らない方にも、今のeスポーツの世界の魅力や熱量を知っていただけたら嬉しいです」とコメント。達郎役の鈴鹿は「eスポーツは、全国大会が開催されたり、これからオリンピック競技にもなるかもしれない、注目の分野です。僕も普段からゲームを嗜む1人として、公開までたくさんの方と一緒にこの映画を盛り上げられたらなと思っています」と語っている。
ロボットコンテストに挑む高専生を描いた「ロボコン」のほか、「武士道シックスティーン」では剣道、「のぼる小寺さん」ではボルダリングを題材に10代の青春模様をつづった古厩。今回の発表にあわせて「四国の小さな町。ほんとうにあった青春時代をもとにした映画です。親たちは疲れ切っていて、少年たちはずっと足踏みしている。彼らのリアル、感触や欲しいものを考えました。仲間を得て、最高のガッツポーズをする瞬間を経ても、現実は変わらないかもしれない。だからこそ『遊べ!』です。それでも『遊べ!』。PLAY!です」とコメントした。
奥平大兼 コメント
今回eスポーツをテーマとした映画ということで、個人的にゲームはとても好きですし、ゲームの世界大会などは見る機会が多いので、このように映画でeスポーツの魅力を伝えられるのはとても光栄に思いました。
そして、ゲームをみんなでやっているシーンなど、いつもと違ったお芝居や撮り方なども、撮影していてとても楽しかったですし、青春映画としても、若者が一つのものに熱中して、何かを目指す尊さを経験できました。
是非この映画で、ゲームが好きな方にはもちろん、あまりゲームのことを知らない方にも、今のeスポーツの世界の魅力や熱量を知っていただけたら嬉しいです。
鈴鹿央士 コメント
田中達郎役を演じさせていただきました、鈴鹿央士です。今作では、本編の殆どを徳島県にて撮影しました。自然に囲まれ穏やかな時間が流れる中で、のびのびと撮影できたことがとても楽しかったです。みんなで撮影終わりなどに徳島ラーメンを食べに行ったり、たくさん思い出があります。そのような中で、eスポーツの試合シーンは、みんなでアツく撮影していたので、どのようになっているのか観るのが楽しみです。eスポーツは、全国大会が開催されたり、これからオリンピック競技にもなるかもしれない、注目の分野です。僕も普段からゲームを嗜む1人として、公開までたくさんの方と一緒にこの映画を盛り上げられたらなと思っています。公開をお楽しみに。
古厩智之 コメント
四国の小さな町。ほんとうにあった青春時代をもとにした映画です。親たちは疲れ切っていて、少年たちはずっと足踏みしている。彼らのリアル、感触や欲しいものを考えました。仲間を得て、最高のガッツポーズをする瞬間を経ても、現実は変わらないかもしれない。だからこそ「遊べ!」です。それでも「遊べ!」。PLAY!です。それを私よりも理解した奥平くん、鈴鹿くんら俳優陣とスタッフのおかげで、すみっこの町でHIPHOP映画を撮るように、eスポーツの映画を撮れたと思います。震えますよ!
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
“2003年に同じく高専生の青春映画「ロボコン」を手がけた古厩智之が監督を務める”/奥平大兼と鈴鹿央士がW主演、eスポーツ題材の青春映画「PLAY!」来年春公開- 映画ナタリー https://t.co/w5qAFQ0h4Y