「ある職場」の
現代社会の不寛容を問いかける本作は、受刑者の採用を支援している実在の就職情報誌の活動にヒントを得て製作された劇映画。受刑者向けの就職情報誌「CHANGE」の編集チームは、出所者の就職斡旋と更生支援をしていた。社会復帰に向けてもがき苦しむ元受刑者を目の当たりにした同誌の藤村らは、アメリカで行われている演劇による心理療法・ドラマセラピーを提案。元受刑者たちと稽古を重ね、舞台「ツミビト」を上演するまでに至るも、舞台初日の観客の反応はまったく予想外のものだった。
このたび解禁された予告は2本。1本目には覚醒剤取締法違反で2年の実刑を受けた女性が編集部で面接をするシーン、2本目には元受刑者の男性と編集部のスタッフがドラマセラピーの稽古中に口論するシーンがそれぞれ映し出された。舩橋が「オーセンティックウィル(真なる意志)」と呼ぶ演出方法によって、ドキュメンタリーなのかフィクションなのか判別がつかないほどの緊迫感が引き出されている。
「過去負う者」は東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開。キャストとして
ポレポレ東中野 @Pole2_theater
これはドキュメンタリー?フィクション?「過去負う者」2本のティザー予告公開 https://t.co/THqCn0OUdl