台湾映画「僕と幽霊が家族になった件」の監督が来日、伝えたいのは「愛の前で皆平等」

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台湾映画「僕と幽霊が家族になった件」の舞台挨拶が本日8月2日に東京のグランドシネマサンシャインで行われ、来日した監督のチェン・ウェイハオ(程偉豪)、エグゼクティブプロデューサーのジン・パイルン(金百倫)が登壇した。

「僕と幽霊が家族になった件」舞台挨拶より、左からチェン・ウェイハオ、ジン・パイルン。

「僕と幽霊が家族になった件」舞台挨拶より、左からチェン・ウェイハオ、ジン・パイルン。

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「僕と幽霊が家族になった件」キービジュアル

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本作はうだつの上がらない警察官ウー・ミンハンと、若くして交通事故で亡くなったゲイの青年マオ・バンユーが、生者と死者による結婚=冥婚をすることから始まる物語。劇中ではウー・ミンハンが幽霊であるマオ・バンユーの存在に悩まされながらも、彼の助けを得てある事件の解決に向けて奔走するさまが描かれる。

チェン・ウェイハオ

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チェン・ウェイハオは「日本が大好きなので、作品が日本で公開されることをうれしく思っています」と、ジン・パイルンは「この作品を日本の皆様に受け止めていただくのが楽しみです」と挨拶し、会場から拍手が起こる。

「紅い服の少女」シリーズをヒットさせたことなどで知られるチェン・ウェイハオは、過去に手がけた作品と本作の違いについて「今までの作品はシリアスで重い作品が多かったので、撮影中も重い気持ちになりがちだったんです。でも今回はコメディということでスタッフ、俳優と楽しく撮影しました」と振り返り、「観客の皆さんに伝えたいことは、性別に関係なく愛の前で皆平等ということです。そんな思いを大切に作品を作り上げていきました」と真摯に伝えた。

ジン・パイルン

ジン・パイルン[拡大]

7月時点で、台湾映画の歴代興行成績7位となっている本作。ヒットした理由についてジン・パイルンは「この作品を通して、どんな人でも平等に愛を受け取れるということを伝えたかったんです。それがうまくいって、口コミで広がっていったのだと思っています。日本の皆様にも私たちの思いをお届けしたいと思っています」と語る。

「僕と幽霊が家族になった件」舞台挨拶の様子。

「僕と幽霊が家族になった件」舞台挨拶の様子。[拡大]

最後にチェン・ウェイハオは「この映画は笑いもあり涙もあり、感動できる作品です。お友達、家族と一緒に劇場で観ていただけると幸いです」と話し、ジン・パイルンは「この映画を台湾で宣伝する際に『この作品を観た人は家族になります』と言っています。皆さんの感想を家族(スタッフ)に伝えていただけるとうれしいです」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。

「僕と幽霊が家族になった件」は公開中。

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(c)Calendar Studios Co., Ltd., Bole Film Co., Ltd.

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おきらく台湾研究所 @okiraku_tw

映画ナタリー「台湾映画「僕と幽霊が家族になった件」 @Marrymydeadbody の監督が来日、伝えたいのは「愛の前で皆平等」」 https://t.co/9V9NOm41Ay 《關於我和鬼變成家人的那件事》今日の初上映を観ました、面白かった! 詳細は明日また。8/4~10にシネマート新宿とシネマート心斎橋で上映、ぜひ!

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