川添、加藤、渡邉は菜穂子の女子会メンバーとして出演。川添は「登場人物それぞれの、社会と自分との付き合い方や向き合い方が印象的で、私は自分自身についても改めて考えさせられました」と作品への思いを語り、加藤は「岡崎さん演じる菜穂子のふとした時に、憂いを帯び、運命を受容していくような表情が目に焼き付いています」、渡邉は「我が女子会の治安の維持、平和に穏便に! そのことを重視して現場に居ました」と撮影時を振り返った。また、響子の親友・保奈美を演じた松林は「目の前にいる響子(玲奈さん)はとにかく透明感に満ち溢れ、真っ直ぐ美しい目でした。2人が過ごした時間、空気を想像し、大切にしました」とコメントしている。
予告編には、お互いを異母姉妹だと知らない響子と杏奈がすれ違うシーンなどが映し出され、映像の最後には「きっと全部、自分に折り合いを付けるための旅なんよ」というセリフが収録されている。
「緑のざわめき」は9月1日より、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開。
川添野愛 コメント
登場人物それぞれの、社会と自分との付き合い方や向き合い方が印象的で、私は自分自身についても改めて考えさせられました。
そういう意味では、私の演じた絵里は、側から見るとずっと危なっかしくて(笑)
衝動に抗うことなく進み、傷つき、少しだけ学んで。これをひたすら繰り返して。
それでも前に進み続けることだけはやめない。
どうしょうもないけどなんだか見捨てられない絵里が私は大切で、愛おしかったです。
このお話の中で時折ざわざわと吹く風が、主人公となるこの3姉妹や、3姉妹の周りの人たちの運命を強く優しく不気味に誘います。
抗うことのできない事実と、出会いによって交差していく思いと、それぞれがどう向き合っていくのか。
私もみなさんと共に見届ける日が楽しみです。
加藤紗希 コメント
岡崎さん演じる菜穂子のふとした時に、憂いを帯び、運命を受容していくような表情が目に焼き付いています。くだらないことを話し、ただただ楽しい時間を共有しつつ、気を遣わなくていい関係ゆえに少し不穏な雰囲気になったりする友人関係。脚本を読んでいても演じていても、過去に友人と交わした会話や大切な旅行の記憶が思い起こされ、はっとする瞬間が度々ありました。
佐賀の自然は本当におおらかで美しく、表情豊かな景色たちは三姉妹の様々な感情と混じり合いながら画面を彩っていることでしょう。
わたしも映画館の大きなスクリーンで観るのが楽しみです。
渡邉りか子 コメント
「緑のざわめき」というタイトルそのままに、脚本に書かれた文字からだけでも佐賀の緑豊かな景色が浮かび、人間以外の生命力も宿っているような印象を受けました。一見穏やかに時が進むようで、その美しい景色の中にピンと張り詰めた緊張感があり、その糸を観客も一緒に、繊細に寄り添いながら辿っていく、そんな映画になるんじゃないかと感じました。
私が演じた女子会メンバーの1人・川崎彩乃は、思ったことを正直に口にする気持ちのいい子です。我が女子会の治安の維持、平和に穏便に! そのことを重視して現場に居ました。全員バラバラで愛おしくて、楽しかったです。
夏都監督が生み出したこの作品は、一言では言い表せず、とても複雑です。それが私にとって、ものすごく信じられました。人に届ける上ではこうして何かしら言語化して伝えなければいけない場面がありますが、観て、受け取って頂く皆さんは言語化しなくたって良いです。その気持ちを、いいね、だけでもしてくれるととても嬉しいです。
出来る限り、映画館という場所で体感してください。何か言葉にならないものを感じてくだされば、この作品の一員としてとても光栄です。
松林うらら コメント
夏都愛未監督が紡ぐ繊細な言葉の在り方に、先ずは共感をし、同じ女性として抱える傷み、運命、独特な世界観が私は好きです。綺麗な姿をしているようで、猛毒が入っていて、カオスで。
江口保奈美という存在は、松井玲奈さん演じる主人公、小山田響子の幼馴染という事で、彼女の傷みを誰よりも広大に受け止めている方なのかとおもいました。目の前にいる響子(玲奈さん)はとにかく透明感に満ち溢れ、真っ直ぐ美しい目でした。2人が過ごした時間、空気を想像し、大切にしました。
豊かな佐賀の自然たちと葉脈で繋がる性と聖。ある意味でアルファ波効果映画になっているのでは。夏が残る秋、安らぎの時間になりますように。
関連記事
松井玲奈の映画作品
リンク
三谷一夫 @mitani_kazuo
映画 #21世紀の女の子 でご一緒した #夏都愛未 監督、そして #松井玲奈 さん、#倉島颯良 さん、#松林うらら さんらが参加する #緑のざわめき が9月1日より全国公開。 https://t.co/rxgRhGS42B