映画「ひかりの歌」「春原さんのうた」などを手がけた
杉田が監督・脚本を担った本作は、助けを必要としている見知らない人のことを思い、手を差し伸べる書店員・春が主人公の物語。ある男女と過ごす日々の中で、彼女が自身の母親への思いや悲しみと向き合う様子が描かれる。「スウィートビターキャンディ」「PLASTIC」の
「彼方のうた」は、杉田にとって12年ぶりのオリジナル作品。彼は「脚本に書かれたすべてのシーンを撮り終えた日、この映画にはもうひとつのシーンがあると気づきました。皆さんと過ごした撮影の日々がそのことを最後に教えてくれました。見返すたびに、どうしてこのような瞬間を残すことができたのだろうと心が震わされます」と同作への思いを伝える。
そして小川は「ヴェネチアからはじまり、多くの方に『彼方のうた』が届きますように」と願う。中村は「『彼方のうた』の長い旅が、美しいヴェニスより始まる幸運に心から感謝いたします」、眞島は「杉田作品が多くの方に触れる機会が訪れたこと、とても嬉しく思っております」とコメントした。
「彼方のうた」は2024年に劇場公開予定。動画配信プラットフォームRoadsteadで独占配信が行われる。
杉田協士 コメント
「彼方のうた」の脚本に書かれたすべてのシーンを撮り終えた日、この映画にはもうひとつのシーンがあると気づきました。皆さんと過ごした撮影の日々がそのことを最後に教えてくれました。見返すたびに、どうしてこのような瞬間を残すことができたのだろうと心が震わされます。そこに至ることができたのは、小川あんさん、中村優子さん、眞島秀和さんをはじめとした出演者の皆さん、スタッフの皆さんが、楽しむことも迷うこともただそのままに、ありのままにそこに一緒に居続けてくれたからだと思います。それは信じるということだったと思います。そうして完成したこの映画がヴェネチア国際映画祭で上映されることをとてもうれしく思います。これから多くの方々にこの作品に出会ってもらえるように、ひきつづきがんばってまいります。
小川あん コメント
4年前。俳優をやめていた時に、また映画のひかりを見つけられたのは、杉田さんの映画を見たからでした。「彼方のうた」に出演することができて、とても幸せです。作品に関わっている全てのみなさま、国を超えて見つけてくださったみなさま、物語の中に生きてるみんなも、本当にありがとうございます。
ヴェネチアからはじまり、多くの方に「彼方のうた」が届きますように。
中村優子 コメント
杉田さん、おめでとうございます。
「彼方のうた」の長い旅が、美しいヴェニスより始まる幸運に心から感謝いたします。
撮影でお世話になったお一人お一人、御顔の見える手作りの作品が、軽やかに海を超える奇跡。映画って素敵です。
眞島秀和 コメント
杉田監督とは約20年ほど、自主映画仲間としての付き合いがあります。
今回久しぶりにお会いして、あの頃と変わらずというか、ますます思慮深く穏やかな、どこか少年の様なところはそのままの杉田監督でなんだか嬉しくなったことが印象に残っています。
現場では杉田監督の世界観で、独特な杉田時間が流れているんです。演出していない様でしている様な、カット割を決めていない様で決めている様な、そんな優しい時間が流れています。
そんな杉田作品が多くの方に触れる機会が訪れたこと、とても嬉しく思っております。
ヴェネチア国際映画祭への参加、おめでとうございます。
松崎まこと<“田辺系”サポーター> @nenbutsunomatsu
あんちゃん出てるんだね!
観る日を楽しみにしています https://t.co/toaKx0woxx